トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ2018」WHITE DIVISION39・40回戦が6月7日に放送され、佐々木寿人(連盟)と鈴木達也(協会)がトップを取り、佐々木は3位から2位へ浮上し、ポイント300台へ。達也は6位から4位へランクアップし、準決勝進出争いに力強く前進した。
WHITE 39回戦、佐々木は真骨頂である攻めの姿勢を貫いた。対局者は佐々木寿人、和久津晶(連盟)、平賀聡彦(最高位戦)、石橋伸洋(最高位戦)。東4局1本場、親番で1万2000点を加点しリードを築いた佐々木は、南3局のトップ目でも攻撃の手を緩めず、和久津の先制リーチに追っかけリーチを敢行し、一発ツモで8000点を加点。オーラスも自らアガり、リーグトップの9勝目を挙げた。
「BLACKの小林さんが数字を持っているのはわかっているんで、(WHITE)上位陣としても出来るだけ数字を伸ばしたい」と2年連続決勝で敗れているだけに、盤石の態勢で準決勝に進む覚悟だ。
40回戦、達也は「点棒を持った親番をどう打つのか」をテーマに挑んでいた。対局者は鈴木達也、鈴木たろう(協会)、猿川真寿(連盟)、勝又健志(連盟)。
東2局の親番で跳満を加点した直後の1本場だった。「メデイア対局では初めて。勝ちたい気持ちがああなったんですかね」と裸単騎テンパイを取ったのだ。「違うこともやるんだなと見せたかった。いつも惑わされてしまうことを逆にやられていたんで」と執念が実り、続く2本場での7800点の加点につなげ、テーマを完遂した。さらに南1局、親番たろうのリーチに対しても、フリテンで立ち向かってアガリをものにし、6万点オーバーのトップ。
泥臭くも勝利へのひたむきさを見せた達也は、6位から4位に浮上した。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 39・40回戦終了時点での順位】
1位 鈴木たろう(協会)+344.6
2位 佐々木寿人(連盟)+308.5
3位 勝又健志(連盟)+180.8
4位 鈴木達也(協会)▲77.3
5位 平賀聡彦(最高位戦)▲132.5
6位 石橋伸洋(最高位戦)▲191.3
7位 猿川真寿(連盟)▲195.6
8位 和久津晶(連盟)▲237.2
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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