女性同士の戦いは、時として想像以上に激しい。まさしく決死。AbemaTVの人生逆転リアリティーショウ「リアルカイジGP」6月10日放送回では、そんな男顔負けのバトルが繰り広げられた。
千葉県某サーキット場で行われた第3R「無限行軍チャレンジ」は、1周280メートルのトラックを、隊列を組んで走り続け、隊列から外れるか、もしくは走るのを諦めたら失格。行軍中は先着で挑戦できるチャレンジお題も出題され、これに成功すれば第3Rを突破できる一方、失敗した場合は即座に強制終了となる。走り切るか難題に挑むかは本人次第だが、もちろん体力のある者が有利。高齢者や女性には過酷な試練であり、事実、女性挑戦者たちは続々と脱落していった。
行軍開始から3時間以上が経過し、既に通過した者を除いて残った女性挑戦者はわずかに2人となった。チャベスと小林。2人は東京第1Rで意気投合、協力して勝ち上がった、いわば戦友である。今回も共に突破を誓い合って挑んでいたのだが、そんな2人をふるいにかける悪魔的試練が訪れた。「女性限定、雑巾しぼりバトルロイヤル」。濡れた雑巾を順番にひと絞りし、水滴を出せなかった方が失格となる単純明快な勝負だ。
女性限定、即ち、この挑戦に参加できるのは2人のみであり、結果的にどちらかは脱落してしまうわけだが、2人は勝負を選択。「いつか倒さなきゃいけない」「絶対に獲ります」と決意表明し、じゃんけんで勝ったチャベスが、まずは雑巾をしぼった。続いて小林、再びチャベス。回数を重ねるごとに水滴は少なくなり、小林はたたみ方を変えて、文字通りしぼり出す。これで終わりか…。誰しもがそう思ったが、チャベスが渾身のひとしぼりで水滴を垂らすと、小林の表情が一変。またしてもたたみ方を変えて力を入れるも、水滴が垂れることはなかった。「絶対勝ってね」。泣き崩れた小林がチャベスを激励。戦友同士の戦いは、チャベスに軍配が上がった。
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