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 アニメ「ガンダム」シリーズに登場する架空の小型球形ロボット『ハロ』がAIロボットとして開発され、一般向けに発売されることが話題を呼んでいる。開発したのはバンダイで、「ガンシェルジュ ハロ(14万9040円)」として来月下旬から公式通販サイトで予約が開始される。

 「ガンシェルジュ ハロ」の声を担当しているのが、AbemaTV『AbemaPrime』でもナレーションを行っている声優の新井里美。新井が「ガンシェルジュ ハロ」の声で起動させると、挨拶をしたり、時刻を答えたり、クイズを出すなど、ハロとハロの会話でその能力を披露した。

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 ジャーナリストの堀潤氏は「ガンダムの物語はよくできている。ベトナム戦争など、時代背景へのメッセージも込められているし、それまでの作品のような勧善懲悪ではなく、敵味方どちらも悲しみを抱えているとして、敵方の一兵士の人生を描くなど、画期的なアニメだった」と話す。

 ガンダムシリーズのSF考証にも携わった小倉信也氏は、第一作での時代区分「宇宙世紀0079」について、「オフィシャルではあいまいにしているが、1979年の公開当時の感覚でいくと、21世紀の終わりくらいに西暦から宇宙世紀に変わり、そこから79年くらい経った頃、という感覚だった。ただ、地球連邦を作るだけでも準備期間に150年くらいかかるだろうという意見もあった」と明かす。 

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 2030年には日本人宇宙飛行士による月面探査が実現し、人間の脳がネットワークに接続されると言われている。また、2032年にはiPS細胞を利用した生体治療技術が実用化、22世紀に入ると異星人の発見や火星での小都市建設も予測されている。

 小倉氏は「人類は目標を立てて実現しようと思って実現してきた歴史がある。火星への移住計画を発表したイーロン・マスクも40~100年後の予定を立てている。前向きな未来予想だ」と語った。

 ガンダムの「宇宙世紀」のような時代が、本当にやってくるかもしれない。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


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