![映画『ペンギン・ハイウェイ』石田祐康監督・新井陽次郎氏がアヌシー国際アニメーション映画祭に登壇 ライブドローイング&制作作エピソードを披露](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/724w/img_e9af785cd210b3d64655339d018889b5348045.jpg)
フランス現地時間15日に、現地時間11日から開催中の世界四大アニメーション映画祭の一つである「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて、『ペンギン・ハイウェイ』の石田祐康監督とキャラクターデザインの新井陽次郎氏が登壇した。
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今回『ペンギン・ハイウェイ』が招待されたのは、新作のアニメーション映画について紹介するイベント「Work in Progress」(ワークインプログレス)。イベント開始前は会場の前に長蛇の列ができ、注目度の高さがうかがえた。そして2人が登場し、『ペンギン・ハイウェイ』の予告篇が上映されると満席の会場からは歓声があがった。
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石田監督は、自身初の長編作品として『ペンギン・ハイウェイ』を選んだ理由について「少年の目線で、少年の世界を純粋なかたちで描きたかったこと。そして少年からの“お姉さん”にあこがれる気持ちも物語をひっぱる強い力があると感じたし、日常の中に不思議なことが入り込んでくる絶妙なバランスに惹かれた」と明かした。また、主人公“アオヤマくん”のキャラクターデザインについて聞かれた新井氏は、「アオヤマくんは少し背伸びをしていて、同級生のいじめっ子と対立していたりする。同年代から見ると生意気なんだけど、大人から見るとかわいらしく見えるよう意識した」と話した。
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さらに新井氏は、壇上でキャラクターを描き、その模様がスクリーンに映し出されるライブドローイングを実施。約5分の間で、本作の主人公・アオヤマ君とペンギンが滑らかに描かれていくのを観客は熱心に見守り、完成すると大きな拍手が起こった。
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監督とキャラクターデザインを20代の若さで務める2人の話を、フランス中から集まったアニメファン達は終始興味津々な様子で聞き入っていた。フランスでの公開は2019年を予定。またフランス他世界十か国以上での上映が決まっている。なお日本では2018年8月17日に公開される。
●登壇を終えての石田監督コメント●
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最初は緊張しましたが、お客さんのリアクションから伝えたいことが伝わっている感じがしたので嬉しかったです。フランスの皆さんにも早く作品を観てもらって感想がききたいと思っています。
●登壇を終えての新井陽次郎コメント●
皆さんに喜んでもらおうと、ライブドローイングは練習もしてきたので、肩の荷が少しおりました。喜んでもらえていたら嬉しいです。
★アヌシーアニメーション国際映画祭★
ザグレブ、オタワ、広島と並ぶ世界4大アニメーション映画祭の一つ。カンヌ映画祭からアニメ部門が独立し1960年に設立、世界最大にして、最も歴史の古いアニメーション映画祭として知られている。毎年国内外の約230作品が上映され、来場者は約12万人を記録している。
また同時に世界最大規模のアニメーション見本市 MIFA (Marche international du fim d’animation) が開催されており、世界95か国(2017年度)のアニメ・ビジネス関係者が一同に集まる。
(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会