アイドルオーディション番組『ラストアイドル in AbemaTV #3』が、6月17日にAbemaTV(アベマTV)で放送された。
『ラストアイドル in AbemaTV』では、秋元康、つんく♂、指原莉乃、近田春夫、後藤次利の5名の有名プロデューサーたちが、アイドルユニットとタッグを組み、シングルの表題曲をかけて対決する。各プロデューサーは、担当するユニットの楽曲・ダンス・衣装のすべてをプロデュースする。バトルは総当たり戦形式で行われ、審査には視聴者投票も影響する。
AbemaTV版『ラストアイドル』プロデューサー対決に突入! 指原莉乃VS近田春夫、勝ったのは…
第2回戦となる今回は、秋元康がプロデュースする「Someday Somewhere(サムデイサムウェア)」と後藤次利プロデュースの「LaLuce(ラルーチェ)」が戦った。
「Someday Somewhere」は、前シーズンのプロデューサー対決では全敗してしまった苦い過去がある。そのため、メンバーたちは秋元に「勝ちたい」「勝つことができる意味のある歌詞」を希望していた。
でき上がった曲を初めて聴いたメンバーたちは、「『Someday Somewhere』にしか歌えない歌詞なんじゃないかな」「神曲になる気がする」と大絶賛。中には感動して涙を流すメンバーもいた。
一方、「LaLuce」プロデュース担当の後藤は、ベーシストならではの“ロック調アイドルソング”を用意していた。やや難しい楽曲ではあるが、メンバー1人1人を褒め、個性を伸ばすスタイルで指導をする。
さらに後藤は、勝利のために1つ大きな武器を用意していた。それは、世界的なギタリストであるマーティ・フリードマンの参加だ。楽曲のギター演奏をしてもらったといい、「勝ち抜いてフルコーラスやるときは、マーティに弾いてもらいたいね。そのときは俺も端っこでベース弾く」と、大胆な提案をした。
パフォーマンスの順番は、先攻「LaLuce」、後攻「Someday Somewhere」と、じゃんけんで決定。まず「LaLuce」は、それぞれの個性を表したような衣装で『Everything will be all right』を披露した。複雑なダンスも余裕たっぷりで、見事な歌唱力を見せつけ、会場を盛り上げた。
そして「Someday Somewhere」は、白で統一された清楚な衣装で『いつの日かどこかで』を披露。どこか切なくも明るいメロディーで、メンバーたちの思いが目一杯込められたパフォーマンスとなった。歌い終わって、メンバーの清原梨央は「歌いながら今までの『Someday Somewhere』の道を思い出していた。ずっとそばにいてくれたのはファンの皆さんなので、ファンの皆さんに届いてくれたらうれしい」と涙ながらにコメントした。
今回、対極な2ユニットだったためか、審査員たちはかなり悩んでいる様子。「まだ決まってない……」と難しい選択が迫られる中、運命の投票タイムを終えた。
最初に視聴者投票が発表され、一票目は「LaLuce」に軍配が上がることに。その後、審査員の倉田真由美と竹中夏海の投票結果が発表され、倉田と竹中の票を集めたのは「LaLuce」だった。戦いは、すべての票を獲得した後藤プロデュースによる「LaLuce」の勝利で幕を下ろした。
(C)ラストアイドル製作委員会