
テロリストへの復讐のために、CIAにスカウトされ利用しようとする主人公ミッチ・ラップ。その想像を絶する運命を壮大なスケールで描くスパイ・アクション映画『アメリカン・アサシン』が6月29日に全国公開となる。この度ディラン・オブライエン&マイケル・キートンの2ショットインタビュー映像が公開された。
公開された特別映像はオブライエンが本作の魅力についてや、キートンが役柄についてのキャラ作りをしていく上での考えを語り、お気に入りのシーンを発表していく特別映像となっている。
本作のSNSでの反応を見ると『メイズ・ランナー』ファンに特に響いており、試写での感想も、「ディラン・オブライエンに未来のアクションスターの可能性を感じた!」と多くのコメントが寄せられた。大人になったディラン・オブライエンの普段の顔が垣間見れる貴重なインタビュー映像だ。
――本作の魅力は?
ディラン:この作品を気に入ったのは、新鮮な感じがしたからだ。とても斬新で、今までにないような作品だ。アクションヒーローは謎めいた存在であることが多い。背景を知ることは少ない。本作は主人公がたどる道を共に歩むことで共感ができる。特に悲劇はどこか人を引き付ける力を持つ。現実味溢れる内容でもある。実在する国家の暗殺者と話す機会があったけど、本作と同様の背景を持つ人も少なくない、実際にね。本作は暗殺者の興味深い人生を独特な視点からとらえている。国のために戦う暗殺者のリアルな人生を語ったているんだ。
――演じた“スタン・ハーリー”について
マイケル:ハーリーは究極の実用主義者だ。平気で人を使い捨てる。だからこそ生き延びてこれた。冷酷な人間だ。変貌自在ですべてに秀でている。長年の経験が彼を鍛えた。彼は自分が唯一無二の特別な存在で居たかった。有意義な存在にね。「平凡な仕事なんてゴメンだ」と異様なほどの上昇志向で常にベストを目指す。
――演じた“ミッチ・ラップ”について
ディラン:彼は突如、どん底に突き落とされてしまった。恋人を失ったミッチは絶望に瀕し悲しみのあまり殻に閉じこもってしまう。恋人を殺されたトラウマに苦しむ日々を送り強い復讐心を抱くようになるんだ。自分に起こった悲劇を受け止めきれず、怒り苦み、傍若無人に振る舞うことでしか対処できない。やがて抑えきれない殺意が芽生え自暴自棄になってしまうんだ。自分に何が起こったか理解できずに暗中模索で心の闇を彷徨う。心の平安を求めて闇雲に出口を探る途中で彼は あることに気付く。心の傷は決して癒えることはない。全てを葬り去るのは不可能だと。そして自分の使命を見つける。悲しみしか生まないテロを
未然に防ぐんだ。

――お気に入りのシーンは?
マイケル:意外にもシンプルな場面が好きだ。カフェで座っている場面でふと気付いた。「ここはローマだ。いいね」と。異国の地での撮影は楽しかったよ。もちろんアクションも楽しい。私がスタントマンをぼこぼこに倒せるなんて楽しすぎるよ。子供心に戻って大いに楽しめる。だが、何気ない場面を好むんだ。気に入っている場面はイラン人の相方と話す場面だ。相方とカフェでただ座っている。残念ながら短く編集されてしまったが。映画作りとはそういうものだから仕方がない。人間だから普通の会話もする。常に標的を追っている訳ではない。追ってるよ。確かに。
ディラン:マイケルと同じく会話の場面が好きだ。相手とじっくり向き合うのは勉強になる。充実した気持ちにもなれる。演技に没頭できるし色々試す事もできる。腰を据えてね。だが、格闘やアクションも気に入っている。時間があっという間に過ぎる。すごく楽しい。通常の演技とはまた別物だ。カメラワークも独特だしね。特に射撃訓練場での的撃ちが楽しかった。すべてが最高さ!


映画『アメリカン・アサシン』は6月29日(金)TOHOシネマズ 日比谷他で全国ロードショー!
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