歌舞伎俳優の市川海老蔵が20日に自身のアメブロを更新。妻・麻央さんを恋しがる息子・勸玄くんの言葉に胸が詰まったことを明かした。
この日、電気の点いていない玄関に裸足で立っていた勸玄くんを見て、「だめだよ、裸足でそこ歩くと汚いよ」と声をかけたという海老蔵。普段であれば、すぐに「ハイ!」と言うことをきくが、この時はその場に立ち尽くしていたという。
少し様子が変だと思った海老蔵だが、少し目を離したところ勸玄くんはもう玄関にはおらず、今度は階段の隅で体操座りのような格好でうずくまっていたという。海老蔵が「あれ?おかしい」と思い「どうした?」と尋ねるものの返事はなく、「お腹でも痛いのか?」と心配して何度か声をかけるも返答がなかったという。
哀愁ある背中からいつもと違う何かを感じた海老蔵が、もう一度「どうしたの?」と尋ねたところ、勸玄くんは「悲しいの」「ママが天国へ行って悲しいの」と答えたという。その様子を見た海老蔵は「私は何も言えなかった」と悲痛な胸の内をつづった。
海老蔵は「丁度一年前 麻央がベットの上で息を引き取った時の勸玄が私の脳裏にはっきりとフラッシュバックした」(原文ママ)「息のないママの周りを触れたり撫でたりあまり意味がわからずにぐるぐると回っていた4歳の倅」と当時を回想。「そうか、一年という時間が経ち ママにもう会えないこと はっきりとわかりだしたのだな」と息子に思いを寄せ、「その姿をみて 私はそっとその小さな背中を包むしかできなかった、、、」とつづった。
この投稿に「人との別れ、そんなに簡単じゃないですよね。大人も子供も」「このブログを拝見し、子を持つ母として、ただただ涙が止まりませんでした」「1年掛けて子供なりに理解してきたのかな、切ないですね」「海老蔵さんの大きな愛で子供さん達を包んであげて下さい。きっと麻央さんが見守ってくれていると思いますよ」など、共感や励ましのコメントが1500件以上も寄せられている。 続けて更新したブログで海老蔵は、布団を抱きしめて眠る勸玄くんの寝顔に「夢でママと逢えてたら嬉しいな」とつぶやいた。