国内の番組史上最高額の1億円を賭けたAbemaTVの人生逆転リアリティーショウ「リアルカイジGP」が、6月24日にいよいよファイナルを迎える。激戦を勝ち残った20人と、敗者復活枠などで数人が、1億円への最終バトルに挑戦。この中から人生逆転に成功する者が決まる。3月からの長き戦いを見守り続けてきた進行役の極楽とんぼ・加藤浩次は「番組で1億円取ったらこうしたいと言ったことを本当に実行してほしい」とメッセージを送った。
人生を大きく変える力を持つ大金、1億円。加藤自身も「自宅のローンを払って、残ったお金で都内に妻公認のマンションが欲しいですね」と思わずにやけるほどの額だけに、その力で人の心が大きく動く可能性がある。エントリーしてきた約3万5000人は、全員が「1億円を取ったら」という公約を掲げて挑戦してきた。個人的な借金返済という者もいれば、社会貢献や親孝行と言った者もいる。だが、普通に働くだけではなかなか手にできない大金だからこそ、その公約を遂行するには強い意思が必要だ。
会場で何度も“生1億円”を目にしてきた加藤は「みなさん、1億円を取ったらこうしたいとか、番組に対して言ってきたと思うんですけど、それを本当に実行してほしいんですよね。人間も怖いもので、実際に1億円を手にした時に、前に言っていたことを本当に実行できるのかわからないじゃないですか。逆に実行できる人がいたら、結構意思が強い人だと思いますよ」と人間の本質を指摘した。
みんなで使おうと言っていても、つい独り占めしたくなる。寄付すると言っていた人でも、やっぱり自分のものにしたくなる。そのぐらい心を惑わす大金だ。「何千万円はみんなで使おうと言っていた人でも、200万円ぐらいしか使わないとか、出てくるかもしれないですからね。そういう意味でも、人生が変わる瞬間になると思います。だからちゃんと実行できる人が1億円を取ってほしいですね」と期待した。
まさに「カイジ」の世界をそのまま表現した「リアルカイジ」の名にふさわしい人生の選択。優勝者はファイナルで決まるが、その1億円の使い方までが、リアルカイジGPだと言えそうだ。
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