優勝賞金1億円はもう目前だ。AbemaTVの人生逆転リアリティーショウ「リアルカイジGP」6月24日放送回は生放送でファイナルステージの模様を公開。ファイナルステージ1stバトル「落選総選挙」を勝ち抜いた6人の挑戦者達は、原作カイジでおなじみのEカードバトルに挑んだ。Eカードバトルはトーナメント形式で、1試合2勝先取で勝ち上がり。落選総選挙で支持率の高かった2人にはシード権が与えられた。
リアルカイジ版Eカードバトルは先攻の皇帝が皇帝カード1枚、市民カード4枚の計5枚で、後攻の奴隷が奴隷カード1枚、市民カードの計5枚。手元でシャッフルした後にテーブルの上に並べ、お互い1枚をチョイスして場に置く。端的に言えばじゃんけんのようなもので、最も多いカードの市民同士は引き分け、皇帝は市民に勝てるが、奴隷には敗れてしまう。つまり、先攻は皇帝、後攻は奴隷の出すタイミングがポイント。まさしく究極の心理戦である。
Eカードバトル準々決勝第1試合は、号泣パパ・佐藤と栄光の愛妻家・菊谷であった。先攻の佐藤はいきなり奴隷を選択するも、菊谷は奴隷をチョイス。「1試合目1番目だと皇帝を出しやすいのかなと思った。自分ならそうする」と答えた菊谷は、そのままの勢いで先攻・後攻が逆転となる2回目でも一瞬で勝利して準決勝へと駒を進めた。
準々決勝2ndバトルはシングルファーザーそこそこルパン・水谷とトリノ五輪ハーフパイプ日本代表・成田童夢。飄々とした表情の水谷に対して、成田は相手から視線を逸らさずに心理状態を読まれぬ作戦を取った。だが、成田は水谷にカードの位置を完璧に読まれており、1勝もできずに敗退。1億円獲得の権利を失った。
準決勝では「落第総選挙」で最高支持率のシード、カンボジア救済女性・井門が登場した。手元でシャッフル、場でのセット時にもシャッフルと、会場から「何を考えているか分からない」と評された井門だが、意外にも手堅い戦術を見せ、準々決勝で佐藤を破った菊谷と接戦。「表情を変えても引っかからない」と嘆いていたものの、最終的には菊谷の「直感」を上回りEカードトーナメント決勝進出を決めた。
続いての準決勝は、井門と同じくシードの高学歴ギャンブルクズ・大塚と、成田童夢を一蹴した水谷。その水谷は難なく先取すると、「素直過ぎる」と相手を読み切っていることを知らせて笑顔を見せた。これを聞いた大塚は顔面蒼白。後攻となった2回目では流れを変えようといきなり奴隷を出すも、それさえも水谷には読まれていたようだ。
Eカード頂上決戦は井門VS水谷。いよいよ、どちらかが1億円を手にすることになる。
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