アイドルオーディション番組『ラストアイドル in AbemaTV #4』が、6月24日にAbemaTV(アベマTV)で放送された。
『ラストアイドル in AbemaTV』は、秋元康、つんく♂、指原莉乃、近田春夫、後藤次利の5名の有名プロデューサーたちが、それぞれアイドルユニットとタッグを組み、シングルの表題曲をかけて対決するオーディション番組。各プロデューサーは、担当するユニットの楽曲・ダンス・衣装のすべてをプロデュースする。バトルは総当たり戦形式で行われ、審査には視聴者投票も影響する。
(▲会場の様子)
AbemaTV版『ラストアイドル』プロデューサー対決に突入! 指原莉乃VS近田春夫、勝ったのは…
「今度こそ勝ちたい…」秋元康、全敗続きの“サムサム”をプロデュース AbemaTV版『ラストアイドル』勝敗は?
第3回戦は、前回も登場した後藤次利プロデュースの「LaLuce(ラルーチェ)」と、つんく♂プロデュースの「シュークリームロケッツ」が戦った。「シュークリームロケッツ」は、前シーズンの優勝ユニットで、現“ラストアイドル”の称号を手にしている。
前回の放送で秋元康プロデュース「Someday Somewhere(サムデイサムウェア)」とバトルし、勝利した「LaLuce」。しかし、放送終了後にインタビューを受けたメンバーたちは、「喜んでいいのかダメなのかわからない」「空気感に戸惑う」と複雑な様子。「Someday Somewhere」のパフォーマンスについては、その完成度の高さに「焦った」といい、顔に出さないようにかなり気を張ったという。
今回のバトルではチームの一体感を重視し、団結したパフォーマンスを披露したいという「LaLuce」。メンバーの長月翠は対戦相手の「シュークリームロケッツ」も兼任しているために複雑な立場だが、本人は「長月VS長月でがんばって、自分に打ち勝ちます!」と意気込んだ。
一方、「シュークリームロケッツ」のプロデューサーつんく♂は、顔合わせの際にメンバーと画面越しにしばらく会話をするも、「ふつう、この辺まできたら何かヒントが見えてくるんやけど、なんも出てこん」とユニットの方向性にかなり悩んだ様子。
そんな中、でき上がった楽曲は、作詞作曲ともにつんく♂が担当したバラード。メンバーたちは「はじけた感じの曲来るのかなと思ったら、落ち着いた曲」「歌詞にインパクトがあった」とそれぞれ曲の印象を語った。
今回の「シュークリームロケッツ」のテーマは「潔く本当の自分を」。“ラストアイドル”のプレッシャーがのしかかる彼女たちに、つんく♂は手紙で1人1人にメッセージを送り、激励していた。
パフォーマンスは、先攻「LaLuce」、後攻「シュークリームロケッツ」の順で行われた。まず「LaLuce」は、前回よりもパワフルで一致団結したパフォーマンスを披露し、わずか1週間で視聴者も驚くほどの成長を見せた。安定した歌唱力やダンスは、さすが前回「Someday Somewhere」に勝利しただけのことはある。
続いて「シュークリームロケッツ」は、少し大人っぽい衣装で『夜中 動画ばかり見てる…』を披露。本格的なラップを織り交ぜた切ないバラードで、つんく♂が意図した「少し背伸びした感じ」が見事に表現されていた。
そして投票時間が終わり、運命の結果発表に。まず発表された視聴者投票の結果は、53.6%対46.4%で「シュークリームロケッツ」が勝利。そしてスタジオに緊張感が漂う中、司会のカンニング竹山が読み上げた審査員の吉田豪と柏原収史の票は、2票とも「シュークリームロケッツ」だった。
視聴者投票では拮抗したものの、審査員たちは「悩まなかった」という。こうして第3試合はつんく♂プロデュースの「シュークリームロケッツ」が完全勝利し、現ラストアイドルの実力を証明した。
(C)ラストアイドル製作委員会