応募総数3万5000人のうち、決勝戦へ進出できたのはわずか24人。AbemaTV「リアルカイジGP」6月24日の8時間生放送では、この24人が全力で競い合い、1人の女性が優勝賞金1億円を手にした。残る23人は、努力が水の泡。7月1日放送の最終回では、あと一歩で1億円に届かなかった挑戦者たちの舞台裏に迫った。
「いろいろなジャンルの人たちが来られる、ミックスバーを開きたい」。夢実現のため、東京第1Rで自ら鉄仮面を被った鉄仮面男ガヴァチョは、敗者復活戦の30発ロシアンルーレットで敗退。ずっと応援してくれていた勤務先のママに結果を報告すると「なんで2発なんて強気でいったのよ。そこはダメ、強気にいっちゃ」と、ロシアンルーレットで敗れた要因を指摘されていた。「店に行ったら、一番怖い」。それを聞いたガヴァチョは、ただただ苦笑いするしかなかった。難病の妻を持つ佐藤博也は、原作にもあるEカードで敗退。「ママ、アカンかった」。控室に戻って妻に電話をすると「うちのパパは世界一のパパだった。これからも(娘と)3人で生きていこう」と、感謝の言葉。「ごめんね」。号泣パパの異名を持つ彼は、その瞬間にも涙が止まらなくなった。
番組内で悪女と呼ばれ続けたモデルのチャベスは、落選総選挙で支持率1ケタと惨敗した。1億円獲得の権利を失うと、「この番組に結構かけてた」と告白。「1億円とかじゃなくて、自分が自分らしくじゃないけど、輝ける場所ができたら…」と涙を流し、「(番組には)感謝しています」と思いを語った。このほか、敗者復活戦の権利を賭けたティッシュ箱クジ引きで敗れたタレント・小林ひろみ、Eカードでなす術なく敗北した高学歴ギャンブルクズ・大塚翼などの心境、その後も公開された。
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