対戦型カードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse PRO LEAGUE」が5月の開幕以来、熱い戦いを繰り広げている。eスポーツのプロプレイヤーたちは、自らのプライドだけでなく企業の名も背負っているだけに、普段以上の注目とプレッシャーを感じながらプレイしている。4チームの中で好調な成績を収めているのが名古屋OJAベビースター。「ベビースター」の名でスポンサー(オフィシャルパートナー)となったのが、おやつカンパニーだ。シャドウバース初のプロリーグで、なぜスポンサーになったのか理由と意義を聞いた。

ベビースター(ラーメン)といえば、今年で発売60年目を迎えたおかし界の超ロングセラー。当初はチキン味のみだったが、その後は味、太さ、形状、地方限定などバラエティに富んだラインナップとなった。それでも若年層向けのおかしとしての課題もあり、そこをフォローできるものとしてeスポーツの存在が浮かび上がった。
株式会社おやつカンパニー 開発・マーケティング本部 嶋崎康真氏(以下、嶋崎氏) 自社調査から10代から20代の若者層は「ベビースターを過去に食べていたが、ベビースターから少し距離を置く年齢層」であることがわかってきました。ベビースターは今年で60年目を迎えますが、次の60年を考えた際に、非常に大きな課題だと考えています。そんな中、若者層に向けて興味を持ってもらうためにはどうしたらよいかといろいろ思案していたところ、今回のオフィシャルパートナーの話をいただきました。一つの手掛かりになればと考え今回参加を決意しました。
手を取り合ったのは、同じ東海地方で生まれたeスポーツチーム、名古屋OJA。日本全国だけでなく、アジア、そして世界中へと羽ばたいていこうというイメージも合致した。
嶋崎氏 新興スポーツとしてのeスポーツの認知度を高めるため、そして、より身近に感じてもらうために、当社の「ベビースター」ブランドが、その後押しをできることは大変光栄なことだと思っています。
これからの成長が期待されるeスポーツを支援することで、「ベビースター片手にeスポーツ観戦」というのが、おやつカンパニーが理想とする未来の形だ。
嶋崎氏 eスポーツは他のプロスポーツ以上に「見て楽しむ」ことができるコンテンツだと思っています。また、あらゆるユーザーが自己の能力を平等に評価されてプロになれることは大きな特徴かと思います。競技人口の向上はもちろんですが、他のプロスポーツ同様にいわゆる「スター選手」といわれるような競技者が今後登場してくることに期待しています。まさに今も素晴らしい盛り上がりを見せており、近々そういった選手が登場するのじゃないかとワクワクしています。

スポーツ界、またエンターテインメント界から見ても、日本のeスポーツは、まだまだ小さな星・ベビースター。ただ、これが誰もが知るビッグコンテンツになれば、そこで輝く名プレイヤーは、世界に飛び出しても光り続ける大きな星になる。
(C)AbemaTV
▶7/8(日)13:00~ RAGE Shadowverse Pro League 第8節

