7月8日、TOHOシネマズ 日比谷にて6つの心揺さぶるショートフィルムを映像化した映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』 (配給:LDH PICTURES)の公開記念舞台挨拶が行われ、その中の1作『Kuu』から、石井杏奈、山口乃々華、坂東希、平林勇監督、さらに、主題歌である「あの子のトランク」を歌ったDANCE EARTH PARTY Dream Shizukaが登場した。

6作品の中でも異色の「Kuu」。セリフのない本作の台本を読んだときの感想を聞かれた石井は「台本というか…企画書?のような感じでした。設定や解説など、文字はたくさん書いてあるんですけど、セリフが一切書いてなくて、撮影が始まる前に監督とたくさんお話しさせていただき本番に挑みました」と、当時を振り返った。山口も「はじめは、え!?と思いました(笑)。そこから様々なキーワードをいただいて作品を理解していきました」と話し、坂東は「映像作品としてダンスだけで表現するということで、ダンスに気持ちを乗せて挑みました。さらにダンスの可能性が広がると思って非常に楽しみでした」と、それぞれ最初に台本を読んだときの率直な思いを語った。
また、完成した作品を観て石井は「6作品全部一緒に観たのですが、6作品すべてそれぞれの個性が出ていて。特に『Kuu』は台詞が無いということもあり、他の作品とは全く違う色が出ていて素敵だなと思いました」と作品に対しての思いを述べ、山口は「映像がすごく綺麗で、壮大で、出来上がった作品を観て改めて迫力を感じました。思ってた以上に細かい動きが伝わってきたので、細部にも注目して見てほしいと感じました」とコメント。坂東は「1番分かりにくそうで、実は1番分かりやすい作品だなと思います。撮影中はどんな作品が出来上がるのかなと思っていましたが、対話というものがしっかりと伝わる作品になったと思います」と本作への自信を覗かせた。

Shizukaは「非常に独特な世界観だなという思いもあったのですが、セリフが無い分、表情だったり動きであったり、視線の揺らぎというもので、観る人によって受け取り方が違ってくる作品だと感じました。今観るのと、また時間を経て観るのとでは感じるものがまた変わってくるのかなと。本当に生きている作品だなと感じました」と作品の魅力を伝えた。

前日の7日は七夕ということで、何か願い事をされましたかという質問に対し、石井は「実家で36(サブロー)という犬を飼っているんですけど、最近なかなか会うことが出来ていないので、『36に会えますように!』と、書きました」と回答。山口は「『とことん頑張れますように!』と書いたのですが、よく考えたらこれってお願い事だったかなぁ(笑)。自分なりに来年の七夕までにとことん頑張れたなって思えるような日々が送れますように、という思いを込めました」とコメント。坂東は「とりあえず、『良いことがありますように。』と(笑)。小さなことでもいいので」と、コメントし、Shizukaは「実は7月7日は私がDreamに加入した日でもあり、16周年を迎えるにあたって、感謝の気持ちをいつも応援してくださるみなさんにお届けしたいなと。七夕はお願い事をする日でもありますが、自分にとってはDreamとしての記念日でもあるので、願いをするというよりみなさんに感謝を伝える日というでもあります」と、ファンへの感謝の気持ちを述べた。平林監督は「『小竹さんとまた飲みにいけますように』と。またチャンスがあれば(笑)」と語り、会場からは笑いが起きた。


(c)2018 CINEMA FIGHTERS
この記事の画像一覧




