アイドルオーディション番組『ラストアイドル in AbemaTV #6』が、7月8日にAbemaTV(アベマTV)で放送された。
『ラストアイドル in AbemaTV』は、秋元康、つんく♂、指原莉乃、近田春夫、後藤次利の5名の有名プロデューサーたちが、それぞれアイドルユニットとタッグを組み、シングルの表題曲をかけて対決するオーディション番組。各プロデューサーは、担当するユニットの楽曲・ダンス・衣装のすべてをプロデュースする。バトルは総当たり戦形式で行われ、審査には視聴者投票も影響する。
第5回戦は、指原莉乃プロデュース「Love Cocchi(ラブコッチ)」対つんく♂プロデュース「シュークリームロケッツ」。
本大会第1回戦目で近田春夫プロデュース「Good Tears(グッドティアーズ)」と戦い、敗れてしまった「Love Cocchi」。放送終了後、センターを務めた西村歩乃果は「自分の完成度が低かったせいでメンバーを引っ張っていけなかった」と涙を浮かべながら反省の言葉を口にしていた。
先週までのバトルにおいて、まだ1勝もできていないユニットは「Love Cocchi」のみ。そこでプロデューサーの指原は、いくつかの変更を決断した。まず、ヘッドセットをハンドマイクに変えて、音源と声をミックスしやすくする。そして歌唱パートを一部割り当て直し、振り付けも大きく変更することに。前回は「セクシー&インパクト」がテーマだったが、今回はパラメータを「かわいい」に全振りしたパフォーマンスになるようだ。
一方、前回のバトルでは長月翠が兼任する「LaLuce(ラルーチェ)」と戦い、”ラストアイドル”としての意地を見せた「シュークリームロケッツ」。放送終了後、メンバーたちは喜びを噛み締めながら「私たちの負けず嫌いなところを出してくれている曲なので、食らいつくような気持ちで歌えたのでよかった」とパフォーマンスを振り返った。
実は、前回の対戦当日、リハーサル後につんく♂からメンバーへメッセージが送られていた。リハーサル映像を見たというつんく♂は、長月に「顔が怖いんよね」と表情を指摘。さらに、つんく♂はメンバーに「一番大事なのはこの歌の主人公の気持ち」といい、主人公の年齢や生活などのイメージを統一するよう促した。メンバーは、つんく♂のこのアドバイスを胸に、今回も”背伸びした大人感”を全力で表現しようと意気込んだ。
パフォーマンスは、先攻「シュークリームロケッツ」、後攻「Love Cocchi」の順で行われた。まず「シュークリームロケッツ」は、前回よりも表情や音を切るポイントまでこだわり、大人の女性らしさを表現。歌も上達し、より完成度の高いパフォーマンスとなった。
続いて「Love Cocchi」は、全員で歌うパートを増やし、”かわいさ”を全開にしたパフォーマンスを披露。観客からのコールもあり、王道アイドルらしいポップなステージになっていた。
そして結果発表。まず視聴者投票では、53.9%対46.1%で「シュークリームロケッツ」に軍配が上がり、1票を獲得。続いて審査員の竹中夏海が投票したのは「Love Cocchi」。票が分かれ、残りは審査員の吉田豪の投票で決まることになった。
緊張感がただよう中、発表されたユニット名は「Love Cocchi」。吉田の票を見事「Love Cocchi」が手にした。指原がプロデュースするアイドルユニットがバトルで勝利したのはこれが初めてのことで、メンバーたちは「勝ちましたよ指原さん!」と喜びを隠しきれない。
この「Love Cocchi」の勝利で、『ラストアイドル in AbemaTV』に参加する全ユニットが1勝1敗したことになる。次回からはより一層白熱したバトルが期待されるだろう。
(C)ラストアイドル製作委員会