7月10日に放送されたAbemaTV「勝ったら100万円!LoL賞金首<本戦>#8」では、リーグ・オブ・レジェンド海外サーバーにおいてプレイした経験を持つプレイヤーからの挑戦が相次いだ。

小学3年生からフィリピン、アメリカ、韓国、中国と海外で暮らし、最近日本に戻ってきたという最初の挑戦者asd。NA(北アメリカ)サーバー時代のランク「マスター」クラスは日本サーバーでいうところの最高位チャレンジャーにも匹敵し、韓国在住時代はトッププロFaker選手との対戦経験を持つというまさにワールドクラスの相手だ。
賞金首先鋒スタンミからすれば確実に格上といっていい相手だが、この日のスタンミはいつもと違った。指定したチャンピオンを使わせないバンピックにおいて事前情報がなかったにも関わらず、asdが得意とするチャンピオンを封印してみせたのだ。
その後はasdの機敏な動きとリーチの長い攻撃に試合序盤こそ苦しい時間帯が続いた。試合開始4分すぎ、asdがファーストブラッドを獲得したことで試合は動くかと思われたが、押しこそするものの決め手を欠くasdに対し、スタンミはしっかり耐えながら反撃に転じる。まさか撃ち負けるとは思っていなかったであろうasdが明らかに動揺した顔を見せると、スタンミは戦況を一気に逆転させ、ファーストタワー、セカンドタワーと次々にタワーを破壊。チャンピオン同士の殴り合いではもはやasdには再逆転できる可能性は残されておらず、予想に反してスタンミがasdの挑戦を退けた。
続く2戦目も海外サーバーでプレイし続けてきた強者女子Sweetが登場した。スタンミは序盤から猛攻をしかけ、9分でキル数3を積み上げる。
「ヨシ!ヨシ!ヨシ!」。普段は「マジかー!」という絶叫のほうが多いスタンミだが、この日は歓喜の雄叫びに終始した…かと思いきや、それから2分後には自身のミスから「ちょっと待って!待ってって!」。いつも通りの絶叫も忘れない。
ミスから流れが変わる可能性もあったこの試合もやはり、スタンミはひと味違った。「リラックス!リラックス!」と自分に言い聞かせながら確実にタワーを破壊し、危なげなく勝利。100万円を死守した。

