ストリートファイターVのプロゲーマーが集った「RAGE STREET FIGHTER V All-Star League」の第9節、最下位のトキドフレイムと3位のイタザンオーシャンの対戦が7月17日に行われ、3-2でイタザンオーシャンが勝利。4位のネモオーロラが負けたため、上位3チームで争われるGRAND FINALSへの進出が決定した。

トキドフレイムのリーダーときど(使用キャラ・豪鬼)は、アメリカで行われた「ELEAGUEスト5インビテーショナル2018」で優勝し、賞金15万ドル(約1600万円)を獲得してきたばかり。すでにGRAND FINALSへの進出はなくなっているが、「僕自身もチームメイトも調子はいいので、5位になって、僕の払いでみんなで焼き肉を食べに行きます」とモチベーションの高さを維持していた。
対するイタザンオーシャンは勝利し、4位のネモオーロラが負ければGRAND FINALSへの進出が決まる。
大一番を前にしたイタザンオーシャン。リーダーの板橋ザンギエフ(アビゲイル)は緊張をほぐすためか「(トキドフレイムの)マゴさん(キャミィ)がかわいすぎるので困ってます」と試合前から相手チームをいじって笑いを誘っていた。
そうして開始された試合は、第2セット終了時点でイタザンオーシャンが2-0でリード。このまま決まるかと思われた。しかしトキドフレイムはチーム一丸となって反撃。第3、第4セットを奪い返し2-2として最終第5セットへ勝負はもつれこんだ。
先鋒戦はまちゃぼー(ネカリ)がマゴ(キャミィ)を制してイタザンオーシャンがマッチポイントを迎える。
中堅戦は両チームのリーダーである板橋ザンギエフおよびときどの対決。1本目は完璧に間合いを見切ったクリティカルアーツを決めて板橋ザンギエフが先取。2本目はときどが一気に押しきりパーフェクト勝ちをおさめ、最終ラウンドを迎える。
圧倒的な打撃力でダメージを取っていく板橋ザンギエフに対し、飛び込みを軸に反撃を試みるときど。しかし一撃当たりのダメージ量の差は大きく、徐々に板橋ザンギエフが優勢に。最後はときどの一瞬の隙をつき、小足キャンセルからの必殺技を決めて勝利。3位以上の目安となるリーグ6勝目を挙げた。
接戦を制した板橋ザンギエフは「2セット取って取られてという苦しい流れから、最後は勝ち切れたので嬉しいですね」と笑顔でコメントした。
【試合結果】
イタザンオーシャン 3-2 トキドフレイム
第1set
イタザンオーシャン 2-1 トキドフレイム
○板橋ザンギエフ(アビゲイル)-ときど(豪鬼)●
●まちゃぼー(ネカリ)-ふ~ど(ミカ)○
○ガチくん(ラシード)-マゴ(キャミィ)●
第2set
イタザンオーシャン 2-1 トキドフレイム
○板橋ザンギエフ(アビゲイル)-マゴ(キャミィ)●
○まちゃぼー(ネカリ)-ふ~ど(ミカ)●
●ガチくん(ラシード)-ときど(豪鬼)○
第3set
イタザンオーシャン 1-2 トキドフレイム
●ガチくん(ラシード)-マゴ(キャミィ)○
○板橋ザンギエフ(アビゲイル)-ときど(豪鬼)●
●まちゃぼー(ネカリ)-ふ~ど(ミカ)○
第4set
イタザンオーシャン 1-2 トキドフレイム
○まちゃぼー(ネカリ)-マゴ(キャミィ)●
●ガチくん(ラシード)-ときど(豪鬼)○
●板橋ザンギエフ(アビゲイル)-ふ~ど(ミカ)○
第5set
イタザンオーシャン 2-1 トキドフレイム
○まちゃぼー(ネカリ)-ふ~ど(ミカ)●
○板橋ザンギエフ(アビゲイル)-ときど(豪鬼)●
●ガチくん(ラシード)-マゴ(キャミィ)○
◆RAGE STREET FIGHTER V All-Star League powered by CAPCOM 6チームが参加して行われるリーグ戦。賞金総額は1000万円(優勝600万円、2位300万円、3位100万円)。対戦はチームバトルモードで実施。各チーム3選手が星取り戦で戦う。チームバトル(BO1×3)を先に3セット選手すれば勝利。先鋒のバトル後、中堅、大将の対戦淳変更は可能(チーム内の同キャラ使用は不可)。リーグ順位は累計の試合勝利数で決定し、同率の場合は星取りの得失差で決定する。全30試合終了後、リーグ上位3チームで優勝決定戦を行う。
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