AbemaTVで放送中のバナナマン日村勇紀の冠番組『日村がゆく』。そのなかでも人気の高い企画「高校生フォークソングGP」より、過去の優勝者が集まり王者を決める『高校生フォークソングGPグランドチャンピオン大会』が8月1日に放送され、最多票を獲得した第3回優勝者の崎山蒼志くんと、第5回優勝者のかとゆいくんが、2人揃って優勝者となった。
崎山くん、「日村さんに会いたくて出演を決意」
本大会で『夏至』を熱唱する崎山くん
崎山蒼志くんは、静岡県出身の高校1年生。初めて本番組に出場した際 、中学1年生にして作った楽曲「samidare~五月雨~」を披露。15歳とは思えない独特の歌の世界観と超絶ギターテクニックに日村をはじめ、審査員の「スカート」の澤部渡、「YOUR SONG IS GOOD」のサイトウ“JxJx”ジュンも衝撃を受け、放送後もネットを中心に話題となり、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音や「くるり」の岸田繁が絶賛、大きな旋風を巻き起こした。この現象について、本人は「SNSで凄く反響いただきました。学校でもよく話しかけられるようになりました。『日村が行く』に出演できた事を忘れずに精進していきたいです」と語った。
そんな崎山くんは、今回の大会で新曲『夏至』を披露。またしても審査員を唸らせるクオリティで今回2度目の優勝を果たした。優勝について、「嬉しいです。ありがとうございます。もっと頑張っていきたいです」と喜びを語る。またこの企画に参加しようとした経緯については、「日村さんに会いたくて出演しようと思いました。まさか会えるとは思っていませんでした」と日村のファンだったことを告白。今後やってみたいことについては、「マンドリンとか色んな楽器に挑戦したいです。弾き語りでない形でもライブしていきたいです」と展望をのぞかせた。
そんな崎山くんと同票を獲得しダブル優勝となったのは、岐阜県出身の高校2年生、かとゆいくんだ。憧れのミュージシャンはクレージーキャッツで音楽歴はなんと14年!今回の優勝について「未だにぽわわんとしています。第5弾のときもそうでしたが、自分以外の方が優勝したときのリアクションを考えて立っていたので、まさに想定外の出来事に呆然としていました。特に今回は同点での優勝ということで、その驚きも大きかったです。日村さんが『優勝は、崎山君』と言われた時点で崎山さんの優勝を慶賀しようと構えたのですが、直後に『かとゆい君』と言われ、はて?なんのことか……?と(笑)。とにかく、驚愕と喜びの往来ですね」と心境を語った。
かとゆいくん、今の目標はWikipediaに名前が載ること
本大会で『7を浮かべて』を熱唱するかとゆいくん
かとゆいくんも前回の出演で環境が変わったようで、「新学期早々のどこかよそよそしい雰囲気が一気に吹き飛びましたね。学級や学年の枠も超えて、番組のことや収録時の様子などを話す機会が増えて学校が楽しくなりました。またぼくの優勝をきっかけに“俺たちもジュノンボーイとかに応募しようぜ!”と張り切っている同級生もいたので、僕だけでなくいろんな人々へ影響があったのかなと思います」と語ってくれた。
また今後の展望については、「あらゆるメディアへの挑戦も然ることながら、やはり音楽活動においてもその活躍の幅を広げていきたいです。今の目標はWikipediaに名前が載ることですね。崎山さんのように大々的に扱われるのも羨ましいなぁと思いますが、まぁしかし、なるようになったことだけを抱きしめて飄々と漂っていこうと思います」と語った。
菅田将暉の登場に衝撃!
特別審査員に菅田将暉が参加!
今回審査員に俳優の菅田将暉も急遽参加! 菅田の参加を知らなかった2人はもちろん驚いたようで、崎山くんは「凄くカッコよくて、美しかったです!『わー!』って仰って頂きました」と興奮!
かとゆいくんも「“菅田将暉さんが審査員として参加している”と初めて聞いたときは呆然自失となり、シンガーのみんなとまんまるになった目を見合わせて、ここは現実か?と疑いにかかりました。いざ本番になってみると、いやぁ…、かっこいいですね…。4Dテレビを見ているような心地ですよ。でも実のところ、歌を歌っているときは緊張どころか、その空間に審査員の方々やスタッフさんたちがいることはまったく忘れてしまっていたのです。完全に自分の世界に幽閉されてしまっていたのだと思います。菅田さんはぼくの歌を『エンターテイメントとして完成している』と評価してくださいましたが、エンターテイメントのど真ん中をゆく菅田将暉さんからそんな大それた言葉を頂いて、嬉しいような畏れ多いというか……。そのときの心情を上手く表情に変換できていたか心配です」と語ってくれた。
また『日村がゆく』では8月14日に「高校生フォークソング選手権夏フェス」をLa.mamaにて行う予定だ。
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取材:編集部
写真:岡田誠