AbemaTVのゲーム専門チャンネル「ウルトラゲームス」で放送中の「勝ったら100万円！PUBG 賞金首」。7月20日放送回では、プロゲーマーたちのプライドを賭けた真剣勝負、挑戦者不在の特別編「賞金首最強決定戦」がついに決着。抜群の安定感を誇るチームグリーンがリードして迎えた最終戦に、大逆転のドラマが待っていた。
運命の第3ゲーム。序盤から中盤にかけて秀逸な立ち回りを見せたのはチームレッドだった。安全地帯が南に偏る中で、他の賞金首たちの一歩先を行くアグレッシブな動きで有利な位置をキープしていく。
一方、苦しい戦いになったのはここまでの2戦で常に最上位を確保してきたチームグリーン。中盤、ボートを使って南の島へ上陸を果たした直後、Fa6ye（フェイ・SCARZ所属）が一般プレイヤーにキルされてしまう。すかさずcocorou（ココロウ・SCARZ所属）が敵討ちを果たすも、結果的にここで1人になってしまったことが終盤の展開に大きな影響を与えることになった。
ここまでマイペースで進めていたチームブルーの2人も狭くなった安全地帯に突入し、いよいよ賞金首同士の戦いが勃発。少しでも戦いやすいポジションを目指してcocorouが全力でバギーを走らせたが、それを見逃さなかったのがチームレッドのovagong（オバゴング・DetonatioN Gaming所属）だった。高速で動く相手に銃弾を命中させると「俺マジで強い！」と興奮気味に自画自賛。キルされたcocorouも「うまい。俺の負けだ」と感嘆してしまうほどのスーパーショットで最大のライバルを撃破した。
勢いに乗ったovagongはさらにチームブルーのSumomoXqX（スモモ・DetonatioN Gaming所属）とDustelBox（ダステルボックス・DetonatioN Gaming所属）を立て続けにキル。その後はやや攻め急いでしまい4位に終わったチームレッドだったが、7キルを稼いで大きくポイントを上積みした。
最後の最後に賞金首同士の直接対決を制して、3戦合計で1260ポイントを稼いだチームレッド。合計1200ポイントのチームグリーンをわずかに逆転する劇的な展開で、見事に初代「最強賞金首」の座に輝いた。解説を務めていたけんき氏は「1キル10ポイントのボーナスが効きましたね」と、持ち前の超攻撃的なスタイルを貫いたチームレッドに称賛の言葉を送った。
試合終了後、チームグリーンのcocorouは「あと少し伸ばしていれば勝てたんで、落ち着いてやっていれば……」と悔しそうにコメント。一方、チームレッドのMelofovia（メロフォビア・DetonatioN Gaming所属）は「チームグリーンもチームブルーも直接キルしちゃったんで、僕らがいくら謙遜しても見ている側からしたら1位なのかな」と、余裕の笑みを浮かべながら語っていた。
それぞれの賞金首たちが持ち味をいかんなく発揮し、視聴者を唸らせる名勝負になった「賞金首最強決定戦」。3戦を通じてすべてのチームが終盤まで生き残り、あらためてトッププロの腕前を証明する結果になった。
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