劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』完成披露試写会が7月24日、Zeppダイバーシティ東京にて開催され、声優を務める高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見に加え、牛嶋新一郎監督、主題歌を担当するロックバンド・sumikaが登壇した。
![高杉真宙、劇場アニメ版『キミスイ』で念願の声優デビュー「本当に幸せ」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/724w/img_47c13fb8b5b70be94004a4e46da0e69a194945.jpg)
累計発行部数260万部を突破した、住野よるの大ヒット小説「君の膵臓をたべたい」。2017年に実写映画化され、さらなる話題を呼んだ同作が、劇場アニメーション作品としてスクリーンに帰ってくる。主人公「僕」の声を担当するのは、声優初挑戦となる高杉真宙。膵臓の病気を抱えるヒロイン・桜良役は期待の若手声優・Lynn、桜良の母親役は、和久井映見が声を演じる。
漫画やアニメが趣味という高杉にとって、声優という仕事は「一つの夢だった」とのこと。高杉はオファーを受けた時の心境を「唖然としていました」と振り返り、「嬉しさとか緊張とかじゃなくて『あ、そうなんすか』みたいな(笑)。びっくりしすぎて淡泊な返事というか、それぐらい本当に驚きましたね」と語った。さらに、「この作品に自分は関わることができて良かった、本当に幸せだなと改めて実感しました」と喜びを噛み締めた。
Lynnは高杉が演じる「僕」について「高杉さんの声を聞いた時に、これが『僕』だなとすごくしっくりきて」と称賛。「ずっとかけ合いでお芝居させていただいていたんですけど、それがとても心地よくて、充実したアフレコの時間だったなという印象です」とコメントした。
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和久井も高杉と共演した印象を聞かれると、「僕というキャラクターがそこにそのまま存在されているような、誠実な空気をずっと感じながら、隣に立たせていただきました」と絶賛。
これを受け、高杉は「嬉しいですね、本当に」とニッコリ。「自分は僕という役にどれぐらい向き合えていたのかはわからないんですけど、この子(僕)のことは理解して演じてあげたいなと思っていたので、有難いです」と話した。
また、舞台挨拶の後半では、「一生に一度、やってみたいこと」をテーマにトークを展開。高杉は「自転車で日本一周したいです。テント張って生活してみたいですね。修行僧みたいなことしてみたいです」と意外な夢を披露した。
すると、「全世界に友達が欲しい」と話していた内田は「一緒に行く?」とノリノリ。これに高杉が「テントですけど、大丈夫ですか?(笑)」と返すと、会場に笑いが巻き起こった。劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』は9月1日(土)より全国公開される。
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テキスト・写真:水野梨香