前回の放送で前人未到の快進撃を続けた、LJL元プロで現解説者の挑戦者Day1が、7月24日に放送されたAbemaTV「勝ったら100万円!LoL賞金首<本戦>」#10でついに大将raizinとの100万円を賭けた試合に臨んだ。raizinは番組開始以来初の試合となる。

盤面掌握の皇帝と呼ばれるraizinのPVが初お披露目となったことはもちろん、賞金首先鋒スタンミ、中堅かべおもraizinの賞金首ルールでの試合を見るのは初めて。スタンミは「めっちゃかっこいいVTRが流れたあとにボコボコにされたらどんな顔して帰ればいいの? 彼(raizin)得意チャンプであるイレリアを出してくるのか、これまでの試合を研究した末の賞金首メタを出してくるのかが注目です」と完全に想像だけで試合の行方を予想した。
解説を務めるJACKPOT TEEMOも「解説者じゃなく固唾を飲んで見守る人になってもいいですか? この2人の戦いを解説するなんておこがましい…」と職務の放棄を宣言するほど実況スタジオは緊張感に包まれた。
Day1がアウトレンジからの攻撃を得意とするチャンピオンをピックしたのに対し、raizinはインファイトを得意とするチャンピオンをピック。どんな戦いが繰り広げられるのか注目が集まるなかスタートした一戦で、先手を取ろうとしたのはraizinだった。raizinは懐に潜り込んで攻撃を仕掛けたが、それをうまく読んでかわしたDay1がファーストブラッドを獲得。その瞬間、raizinが小さく顔をしかめた。
LoL賞金首においてファーストブラッドを獲得した選手の勝率は実に77%。100万円獲得に一歩近づくまさかの展開に実況スタジオの緊張感が一気に高まる。
予想外に先手を取られた形となったraizinは、果敢に攻めの姿勢を貫くが、それもあと1歩が届かず再びキルされ0-2の劣勢に。「ヤバい、普通に負けそう」と苦笑いするraizinを横目にDay1は着実にファーストタワーを破壊し、試合を有利に進める。このまま負けてしまうのか…そんな空気が流れ始めたそのとき、ようやくraizinが初キルに加えファーストタワーの破壊に成功した。
すると、果敢にインファイトを挑むraizinに次第に挑戦者が苦しみ始める。「強い!」と苦笑いしている間にインヒビターの破壊まで許してしまうと、Day1にもはや再逆転できる余力は残されていなかった。守りに入ったと見るや否や、圧倒的な破壊力、先読み力で一気に畳みかけたraizinが劇的な逆転勝利を飾り、100万円を守りきった。
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