8月1日（水）に放送された、お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀の冠番組『日村がゆく』（AbemaTV）の企画「高校生フォークソングGPチャンピオン大会」にて、ゲスト審査員として登場した菅田将暉が高校生の歌を絶賛した。
「⾼校⽣フォークソングGP」とは、⾼校⽣たちの⾳楽に対する等⾝⼤の情熱や想いを歌にして表現する⼤会で、今回の⼤会は過去の優勝者が⼀堂に会し、その中でさらなる優勝者(グランドチャンピオン)を決めるというもの。⾼校⽣とは思えない才能とテクニックで「ゲスの極み⼄⼥。」の川⾕絵⾳や「くるり」の岸⽥繁が絶賛し⼤きな話題となった第3回優勝者の崎⼭蒼志くんほか、第2回優勝者の⻘⽊たくみくん、第4回の優勝者の有澤百華さん、第5回のかとゆいくんが再び出場し、競うことに。また優勝者は番組のエンディングを1ヶ⽉担当するという。
菅田の胸に刺さったのは、第5回チャンピオンのかとゆいくん（16）。かとゆいくんは登場するや否や菅田に対して「昨日、仮面ライダーの映画を見ていたんですよ。『MOVIE大戦MEGA MAX』っていう映画を」と、菅田が出演していた映画を偶然見ていたことを告白。日村から「当然、今日会うことを知らないわけだよね。今日見たらビックリでしょ」と問われると、かとゆいくんは「ホントに。あ～こんにちはって、感じです」と興奮しすぎたのか、よくわからない心境を述べてスタジオを沸かせた。
そんなかとゆいくんが披露したのは『7を浮かべて』という曲。「ここは、いびつな記念日の日～」から始まるその曲は、サビで「典型的なダメ人間」という言葉を連発するこれまた個性的なものだった。
曲が終わると「面白いの作ってるね！すごいな！」と日村。菅田は「エンターテイナーだ」と感動したようだ。
かとゆいくんは、曲の世界観について問われると、「夢野久作さんのドグラマグラという本があるんですよ。あれの中身が心理遺伝を言ってるんですね。そこに恋愛要素を盛り込みまして、普通という日々が壊されてしまうんですよね、恋によって。そこで発狂してしまうという」と説明。
曲は、探偵小説家・夢野久作氏の代表作『ドグラ・マグラ』をモチーフとしたそう。同作品は、一代の奇書と評価されており、「本書を読破した者は精神に異常を来たす」と噂されている。ちなみに、夢野氏はこの作品を発表した翌年に死去している。
かとゆいくんの説明も含めて菅田は「盛り上がりが、エンターテイメントですよね。演劇とか舞台とかショーを見ているような」と絶賛。
もう一人のゲスト審査員として出演していたスカートの澤部渡は「普通が愛おしくなくなるという着眼点がシャープ。投げやりさと繊細さの同居を超えて、典型的なダメ人間に行くっていう楽曲がとにかくいい。ていうか普通にいい曲」とこれまたべた褒め。最後に菅田は「もう1回すぐ聴きたい」とリクエストまでしており、相当ハマったようだ。『日村がゆく』はAbemaビデオにて配信中。
⇒【見逃し配信】菅田将暉出演！高校生フォークソングGPグランドチャンピオン大会!日村がゆく#62
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