10月13日(土)全国公開の映画『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』の本予告と本ポスターが解禁され、追加キャストとして乃木坂46山下美月の出演することも明らかになった。

エッセイスト・森下典子が、約25年に渡って通い続けた茶道教室の日々を綴った大人気エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)を、日本映画界屈指の実力派キャスト・スタッフで映画化。黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作、『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』が10月13日(土)全国公開される。
本予告映像&本ポスターが解禁
この度、本予告が完成した。「世の中には『すぐわかるもの』と『すぐわからないもの』の二種類がある。すぐにわからないものは、長い時間をかけて、少しずつわかってくる」。そんな言葉とともに映し出される、蹲(つくばい)、掛け軸、柄杓(ひしゃく)。静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険を予感させる茶道具の数々。
典子(黒木華)がお茶を始めて24年が経つ。20歳のときに母親の勧めで、いとこの美智子(多部未華子)と、自宅近くにある武田先生(樹木希林)の茶道教室を訪ねた。「いらっしゃい」と笑顔で迎える武田先生。それがお茶との出逢いだ。帛紗(ふくさ)さばき、茶筅(ちゃせん)通し、畳の歩き方……。「お茶ってなんだかすごく大変」と意味も理由もわからない所作に戸惑うふたりに、「お茶はね、まず『形』なのよ。初めに『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなのね。頭で考えないで自分の手を信じなさい」という武田先生。「習い事の先生」という枠を大きく超えた、あたかも人生の師匠のように、大きな包容力で典子たちを導いていく。
そんなある日、鎌倉の海岸で大学卒業を間近に控えたふたりは、お互いの卒業後を語り合う。本当にしたいことがなんなのかわからないまま悩む典子。就職の挫折、失恋や大切な人との別れ。そして気がつけば、いつもそばに「お茶」があった。次第に 「お茶」の魅力に気付き、惹かれていく。五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。典子の何かが変わっていき、やがて「日日是好日」という言葉をかみしめる。青春のほろ苦さや甘酸っぱさ、「お茶」との出会いを通して典子が成長していく姿も、共感せずにはいられない見どころだ。
また、同時に解禁となった本ポスターでは、青春真っ只中の典子、美智子が武田先生と並んでお茶室の縁側に座り、その緊張感ある表情、凛とした佇まいが印象的だ。また、師匠の武田先生と柄杓を不安げに手にしている弟子・典子の稽古の様子も切り取られている。
追加キャスト解禁に乃木坂46山下美月
典子をあたたかく見守る父に鶴見辰吾。武田先生の親戚で、典子の憧れでもある雪野役を、鶴田真由が気品のある存在感をもって演じる。茶道教室の後輩で、本予告で「足がしびれて動かないです」と困り果て足をくずす15歳の高校一年生・ひとみ役に、本作で映画初出演となる乃木坂46の山下美月。実はひとみには茶道の素質があり、やがて披露される美しいお点前も見どころだ。
ストーリー
とにかく私はお茶を習うことになった。二十歳の春だった。
たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった――。
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2018「日日是好日」製作委員会

