連ドラファーストシーズン誕生から10年。映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の公開初日舞台挨拶が27日都内で行われ、主演の山下智久、共演の新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信、そして西浦正記監督が参加した。
2008年からフジテレビ系月9ドラマとしてシリーズ化された、人気医療ドラマ初の劇場版。誕生10年を振り返り新垣は「ありがとう」と伴走してきた共演者に感謝の思いをフリップに書いて伝えると「当時は20歳になりたてで初の社会人役でした。それまでは学生役しかやってなくて、お医者さん役だし、自分の実年齢よりも10歳くらい上の設定の女性を演じなくてはいけなくて。不安で頭が真っ白になることもあった」と知られざる重圧を告白した。
10年経った現在も、自身が『コード・ブルー』メンバーであることが信じられないときもあるそうだが「ドラマ版サードシーズンでまた集まって改めてみんなの話を聞く中で、お互いがお互いを仲間だと思っていることがわかって嬉しかった。だから皆さんに『私に出会ってくれてありがとう』という意味で書きました」とメンバーに対する信頼を口にした。
新垣の真っ直ぐな激白に会場中がしんみりする中で、座長の山下は「最後に泣かせることになるかもしれないけれど…」とさらなる感動を予告。しかし客席に見せたフリップには「みんなへ、次は何食べる?」という予想外のメッセージが。
浅利に「さすが!」、戸田に「さっきタンの話をしていたからでしょ~」と爆笑されたり、突っ込まれたり、場内をドッと沸かせた山下だったが「もちろん10年間ありがとうという気持ちもある一方で、『コード・ブルー』の皆はこれからもずっと一緒に人生の節目で関わっていく人たちだと思う。今日で映画も公開されて一段落という晴れの舞台だけれど、僕らの関係はこれからも続いて行くだろうという思いを込めて『次は何食べる?』と聞きたい」と粋な真意説明。これに比嘉は「本当にウルっときたよ~!」と両目を赤くしていた。
一方、山下から「次に皆で何をたべるか、大貴に決めてほしい」と先輩から大役を指名された有岡だったが「ぼ、僕っすか!?」と突然の出来事に上手く頭が回らず「えっと~、そうっすね~」と言いよどみ、山下から「いや、今本気で考えなくていいから。後で」とリアルダメ出しを喰らっていた。
テキスト・写真:石井隼人