ツンデレ御曹司をソ・ジソブが熱演！異色のファンタジックラブストーリー『主君の太陽』 | ドラマ | ABEMA TIMES

　命の危険を感じるようなものすごい暑さがいきなりやってきた今年の夏。「こうなったら家に篭ってドラマ三昧だ！」と心に決めた人たちにぴったりかもしれないのが、「幽霊が見える」ヒロインが登場するちょっぴり異色のラブコメ『主君の太陽』だ。

　ある事故の後、「街を彷徨う幽霊が見える」ようになってしまったテ・ゴンシル（コン・ヒョジン）。夜な夜な現れる彼ら彼女らから様々な頼みごとをされ、十分に睡眠もとれない日々を送っていた彼女は、そんな「お使い」の帰り道、大手ショッピングモール社長のジュンウォン（ソ・ジソブ）と出会う。ふとしたことで、「彼に触れている間だけは幽霊が見えない」と気付いた彼女は、彼のそばにいるため、清掃員としてショッピングモールで働くことになる。一方、ジュンウォンも、高校時代にある事件で亡くなってしまった恋人にまつわる謎を調べるため、ゴンシルを利用しようと考える。

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　「ツンデレ御曹司と平凡女子」といえば、ラブコメディの定番設定。このドラマのヒロイン、ゴンシルも「アパートの管理人」と職業はかなり地味目だが、「幽霊が見える」という点がかなりユニークだ。彼女の周りには「結婚式を控えた新郎の元恋人」や「不治の病いで若くして亡くなった青年」など、様々な事情を抱えた幽霊がやってきて、自分の心残りを生きている人たちに伝えてほしいと頼む。顔色の悪い幽霊が登場するたび、最初は思わずビクっと驚いてしまうが、ゴンシルがあまりにも普通に応対するのを見ているうちに、次第に慣れてきてしまうのがおもしろい。脚本は『美男〈イケメン〉ですね』、『最高の愛～恋はドゥグンドゥグン～』などのホン・ジョンウン＆ホン・ミラン姉妹。ちょっとひねった設定で笑わせ、最後にジーンとさせるラブコメの名手である彼女たちの作品らしく、「触っていると幽霊が見えなくなる」という“実用的な”理由でゴンシルがジュンウォンにスキンシップを繰り返すなど、意外なエピソードのあれこれが楽しい。

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　そんなドラマの中で“ツンデレ・オブ・ツンデレ”と言っても過言ではない、冷たい仕事人間ジュウォンに扮しているのが『オー・マイ・ビーナス』でも意外なコメディセンスを見せていたソ・ジソブ。つらい記憶とハンディキャップを隠しながら生きてきた彼が、ゴンシルと（最初は彼女を利用するために）親しくなっていくうちに、徐々に本来持っていた温かさを表現できるようになっていく。さらに、ホン姉妹の『最高の愛～恋はドゥグンドゥグン～』をはじめ、数々のロマンティック・コメディでヒロインに扮し、その等身大の魅力を存分に発揮してきたコン・ヒョジンが、「幽霊と話す女」という不思議な役を、さらりと自然に演じている。ジュンウォンを監視するためにショッピングモールに配置され、いつしかゴンシルを見守るようになっていく保安室長カン・ウに、『君を憶えてる』『ショッピング王ルイ』のソ・イングクが扮しているのも見どころだ。

　「死者は生者に対して無力だけれど心は残っている」ということを知るゴンシルと、死にまつわる記憶に悩むジュンウォンの恋の行方に加え、ふたりの過去が徐々に明らかになっていくミステリアスな展開も楽しみながら、夏の夜を過ごしてみてはいかがだろうか。『主君の太陽』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて8月2日(木) 21:00 ～より放送される。