人気ゲームでeスポーツ界のトッププレイヤーたちに勝利すれば100万円。AbemaTVのゲーム専門チャンネル「ウルトラゲームス」で放送中の「賞金首」は、そんな高額賞金で話題を集めている番組だ。7月27日放送の「勝ったら100万円！ PUBG賞金首」では、番組史上初めて女性デュオが挑戦者として登場。eスポーツ界を盛り上げるツヨカワ女子の前に、圧倒的な実力を誇る賞金首たちが立ちはだかった。
今回の挑戦者は、はつめとさ～もんちゅの2人。自由が丘のオシャレなカフェでお茶をする姿は今どきの女子にしか見えないが、実は素晴らしい腕前を誇るれっきとした「PUBG女子」。19歳のはつめは先日、解説のけんき氏も所属するプロゲーミングストリーマー集団の「父ノ背中」に加入した格闘ゲームを中心に活動するプロゲーマーで、さ～もんちゅはPUBGの勝率ランキングで世界7位に入った実績を持っている。カフェでお茶をしている間にも「暗殺できたときが一番うれしい」「後半に賞金首狩りしてドン勝」などと危険なセリフが飛び交っていた。
はつめが「（賞金首たちに）舐められている空気を感じるので、舐めるなよって気持ちで頑張りたい」と語る中、注目の第1ゲームが幕を開けた。序盤、挑戦者チームははつめ、さ～もんちゅ共にキルを獲得する上々のスタート。装備もしっかりと充実させ、来るべき賞金首との決戦に備えていく。
一方の賞金首は、前回に引き続いてチームレッドの代打として出場しているチームピンクのキマリ＝ロンゾ（CYCLOPS athlete gaming所属・普段は解説を担当）に注目が集まる。開始早々に車を盗まれる災難に遭いながらも、しっかりと盗人にリベンジを果たすなど解説の名に恥じない実力を発揮。しかし肝心のキルの瞬間は放送には映っておらず、同じく解説を務めるけんき氏から「恵まれない男ですね」とイジられる一幕もあった。
中盤から終盤にかけて、戦前の予告通り挑戦者が賞金首を狩ってみせる。チームブルーのDustelBox（ダステルボックス・DetonatioN Gaming所属）が不用意に車で丘に上がると、その場に陣取っていたさ～もんちゅに蜂の巣にされて撃沈。さすがのイケメン王子も、挑戦者の急襲に顔を歪めて「最悪！」と叫ぶほかなかった。
しかし挑戦者チームの勢いも長くは続かなかった。運転のミスや安全地帯の引きの悪さなどが重なって終盤はジリ貧の展開に。強引に突破を図るも、最後はさ～もんちゅがエリア外の電磁パルスによって脱落し、初戦は8位という結果に終わった。
残り4チームとなった局面で、キマリ＝ロンゾのチームピンクが絶好調のチームグリーンと直接対決。実況に「ドヤリ＝ロンゾなるか？」と煽られる中で一進一退の攻防を続けたものの、チームグリーンのcocorou（ココロウ・SCARZ所属）によってMasashi（CYCLOPS athlete gaming所属）共々キルされ勝負あり。そのままの勢いで一般プレイヤーを蹂躙したチームグリーンが余裕のドン勝で第1ゲームを制した。
続く第2ゲーム、挑戦者チームは100万円を獲得するために多少のリスクを冒してでもキルを稼ぎにいく。解説のけんき氏も「撮れ高のあるプレイングですよ」と語っていたが、結果的にこの選択が裏目に。
プレイヤーが大挙して押し寄せる激戦地に身を置いた結果、序盤で3キルを稼いだものの、さ～もんちゅが狙撃によってダウンを喫してしまう。すかさずはつめが救護に向かったものの、わずかに間に合わず複数のプレイヤーに囲まれる絶望的な状況に。結局、物陰からやってきたプレイヤーに至近距離からショットガンの一撃を食らったはつめも脱落し、挑戦者チームは36位という非常に厳しい結果に終わってしまった。
一方の賞金首は、またしてもチームグリーンとチームピンクのバトルで放送を大いに盛り上げる。最終盤、キマリ＝ロンゾとの見応えたっぷりの一騎打ちを制したのはチームグリーンのFa6ye（フェイ・SCARZ所属）だった。前回放送に引き続いての2連ドン勝に、解説のけんき氏も思わず「強い！ 強すぎる！」と絶叫。「もうずっとSCARZですね。とにかく上手い。立ち回りがすごい。全部がいい」との言葉通り、SCARZの2人の安定感と決定力が光った。
第2ゲーム終了時点で賞金首が1160ポイント、挑戦者が380ポイントと逆転はかなり厳しくなってしまったものの、はつめは「最終戦は少しでも順位を上げにいきたい」と前を向いた。eスポーツ界の女子代表としてのプライドを見せると誓った挑戦者チームは、鉄壁の賞金首に一矢を報いることができるのか。8月3日の次回放送での巻き返しに注目だ。
（C）AbemaTV
