eスポーツ界のスター輩出へ 日本テレビが満を持して参入を決めた理由

 日本テレビが、ついにeスポーツ界に本格的に参入する。6月末に子会社「アックスエンターテインメント株式会社」を設立し、同時にeスポーツのプロチーム「AXIZ(アクシズ)」の結成を発表。初の舞台として、対戦型カードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse PRO LEAGUE」に参戦することを表明した。7月7日に開かれた説明会には、アックスエンターテインメント・小林大祐代表取締役社長自ら、未来のeスポーツプロに向けて、熱い思いを語った。なぜこのタイミングで参入を決めたのか。詳細を聞いた。

 日本におけるeスポーツ界は、ここ数年にかけて毎年「eスポーツ元年」と呼ばれ、ブームの到来を予感させる報道も続いたが、なかなか大ブレイクという形にはならなかった。ただ、2018年に関しては、数々のゲームタイトルでプロリーグが誕生。一流企業や大手芸能事務所からの参入も相次ぎ、ついに「元年」と呼ぶにふさわしい年になった感がある。日本テレビもこの流れを受けて参入した、と思われがちだが、小林社長はもっと大きな視点を持っていた。

小林 盛り上がってきているというのはありますが、日本ではまだ立ち上がったばかり。このタイミングで参入を決めたのはタイムリーではありますが、市場が膨らんだところに乗っていこうというよりは、もっと原理的、構造的なものを見ています。

 ネット環境の進歩により、ゲームプレイの様子を多くの人が配信し、それを見て楽しむ人も増えた。また、ネット上での対戦も当たり前になった今、eスポーツというコンテンツは一過性のものではない、新たな文化としてとらえている。

小林 流行り廃りではないし、参入もバブル的なものに左右される感じでもないです。ゲームプレイを見るおもしろさというものがもたらされましたが、選手の活躍や感動が伝えられていくのは、これからのもので、ずっと続くものでもあります。

 世の中で「テレビ離れ」が叫ばれる中、当然日本テレビの子会社としては、テレビ離れ層を、もう一度テレビに呼び戻すという役割も担う。チームとしてeスポーツ界に入り、活躍することで、日本テレビの名を再認識してもらう。さらには自社で放送するeスポーツ番組を見てもらう。これが理想とする形だ。

 これまで日本テレビでは、数々のスター選手の活躍ぶりを伝えてきた。どの選手をどう伝えれば、世の中の大きな話題となり、注目を集めるかはよく分かっている。AXIZに所属することになる選手には、プロのアスリートとして“魅せる”部分のプロデュースも積極的に行うつもりだ。

小林 スポーツでも、将棋・囲碁でも、やっぱり上手くないといけないというか、プレイの上手さで人を魅了していくのが第一。そこは絶対です。プレイが上手いと、自然とかっこよく見えてくるというのもあるので。その上で、ルックスがいいとか、そういう面で人気が出る人もいるでしょう。生い立ちのようなものに共感して、ファンになってくれる人も出てくると思います。

 衝撃的なプレイを繰り広げ、かつ感動的な部分も見せていく。両方がそろった時には、普段ゲームに馴染みがない人でも「eスポーツの○○選手って」と、口にするようになる。これが今、日本テレビが描く青写真だ。

(C)AbemaTV

▶ 8/19(日) 13:00~ RAGE Shadowverse Pro League Season Final

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出演者は、【実況・解説】友田 一貴・kuroeb…です。
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