9日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』 に、衆議院議員の前原誠司氏が出演、政治、高校野球など、幅広い話題でトークが繰り広げられた。話題は自民党総裁選に出馬する石破茂氏に及び、MCのサバンナ高橋茂雄が前原氏と共通の趣味である「鉄道」に触れると、前原市のトークは一気に"脱線"、熱い鉄道愛を披露。収録していたバーも爆笑に包まれた。
高橋:電車という趣味が、石破さんとは…
前原:電車じゃないです!
高橋:えっ!?
前原:電車って一部じゃないですか。"鉄道"ですよ!
高橋:捕まった(笑)!
前原:ものすごくニッチですよ電車って。同じ京都人として、そこは看過できないですよ(笑)。
高橋:すみません(笑)、"鉄道"ですね。
前原:鉄道の中でも、私が好きなのは蒸気機関車。
高橋:それなら梅小路(旧蒸気機関車館)には何回も行かれてますよね?僕、実家が近所なんですよ。あんまり興味なかったけど…。梅小路って、京都にある電車の博物…
前原:だから電車じゃ無いって!(笑)。そこちゃんとしないと。梅小路には機関車。隣の京都鉄道博物館には電車もありますけどね、私はやっぱり国鉄時代に思い入れがあります。
高橋:えっと、前原さんがお好きなのは、きか、機関車…?
橋下:高橋さん、"機関車"だけでもダメなの。蒸気とディーゼル、電気もあるからね。
前原:はい(笑)。私は蒸気機関車が一番好きなんですけど、もちろん電気もディーゼルも好きですね。ノスタルジーがありますよね。
高橋:路線でいうたら、どの電…あっ、えっと…
前原:(笑)。
高橋:どの鉄道がお好きなんですか?
前原:路線と列車はまた違うわけです。路線には"風景"が入るわけです。私はやはり北海道が好きなんですね。根室本線の釧路から根室の車窓。根室駅は一番言ってみれば北海道の東側の終着点。旭川から乗る宗谷本線の終着駅の稚内。ものすごく良いんですよ。終着駅って。ここで終わる、レールが延びていない。このなんとも言えない感覚が良いんですよ。
橋下:わかります。僕も始発駅って言うんですかね。上野とか、ホームに列車が並んでる、あれが好きやね。阪急の梅田駅、南海本線(難波駅)。
前川:関西の電車は中川家の分野の話。あの方々は京阪沿線だから。中川家の漫才は電車ネタ。私が申し上げているのは鉄道。鉄道全般に広がっていって好きになったから。
高橋・橋下(笑)。
前原:話を宗谷本線に戻すと…
高橋:戻すんかい!(笑)
前原:塩狩峠というのがあって、昔はそこから気候が温帯から亜寒帯に変わって、クマザサが多くなっていく。どんどん荒涼たる景色がひろがっていく。良いんですよ。
高橋:そういう話は石破さんともされるんですか?
前原:します。ただ石破さんの得意分野は、自分が乗った「出雲」や「だいせん」。そこはむちゃくちゃ詳しいんですけど、私から言わせるとちょっと広がりがないですね(笑)。でもそれでいいんです。狭かろうが、そこは深いわけですから、鉄道ファンとしてリスペクトする面があるわけです。ただ、鉄道ファンにウケようと思って知ったふりをする人間は絶対許せません。ちょっと喋れば、本物か偽物かすぐわかりますよ。
高橋:偽物なんかいます(笑)?
橋下:どのレベルまで必要?型番が言えるくらい?
前原:まあアルファベットと数字で話ができるんだったら合格だ。
橋下・高橋:むちゃくちゃ難しい!!(笑)
前原:SLだったら「C57の何号機は」というところで話をして「あ、それは日豊本線走ってた」「俺は田野駅で見た」とか。そういう中で広がりが出てくると、「コイツはなかなかのもんやな」と。
高橋:石破さんはそこまでではない?
前原:山陰本線についてはかなり詳しいですよ。私、悔しいことがあって、寝台特急の「だいせん」には三段寝台の列車は無いとも思っていた。二段だけだと。でも石破さんは「いや、三段があった」と言い張るんです。それで鉄道の師匠に電話して聞いてみたら、三段があった。で、石破さんに「申し訳ございませんでした」、と(笑)
前原・橋下:(笑)。