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 個性豊かな4兄弟が主人公のドラマ『烏鵲橋の兄弟たち』。近所に住む幼馴染との距離を縮めていく長男、犬猿の仲だった上司と契約結婚する長男、親戚の年上女性に心惹かれていく四男と、恋愛の方もまったく違ったシチュエーションから始まっていくなか、三男であるテヒが愛するようになっていくのは、父の親友の娘で、一家が営む農場を取り返しにきた女子大生チャウン。裕福な家に生まれ、わがまま放題に育ってきた彼女の態度に最初は戸惑っていたものの、徐々にその純粋さに気づき、愛おしさを感じるようになる。

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 テヒを演じているのは、この作品以降、主演俳優へとステップアップしたチュウォン。185センチという長身を生かし、敏腕刑事になりきっている。誰にも負けない情熱と知性、運動神経を持って捜査に奔走する彼だが、恋愛となると圧倒的に経験不足(?)のようで、物怖じせずに近づいてくるチャウンの前で「どうしたらいいかわからない」という表情を見せるのが、かわいい。

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 助手席に乗せたチャウンが眠っているのを見てドキドキしたり、コンビニで海苔巻きをめぐってジャンケン・ゲームをしたりという姿は、まるで小学生のようだ。やがて、彼女に人を信じることの大切さを教えられ、素直に自分の弱さを話すことができるようになっていくテヒ。しかし、自分が相手に対する“好意”を持っていることになかなか気づかず、「(彼女のことが)好きじゃない。胸が痛いだけだ」という告白を聞いた次兄テボムから「それが好きってことだ!」と言われて初めて「はっ」とするという幼さを見ると、思わず、「しっかりして!」と声をかけたくなる。もちろん、チャウンに思いを伝えてからは、街中でかわいいダンスを披露するなど、これ以上ないような、甘く優しい恋人に変身するのでお楽しみに。

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 『烏鵲橋の兄弟たち』でテヒを好演したチュウォンは、もうひとつの大ヒット作『グッド・ドクター』でも、恋愛下手のキャラクターを好演している。

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 こちらで扮した小児外科医シオンは自閉症ということもあって元々人間関係が苦手。しかし、同じマンションに住み、親身に面倒を見てくれる先輩医師ユンソにいつしか好意を持つようになる。自分の“気持ち”よりも先に身体(しゃっくり!)の方が彼女への思いに反応するという設定や、そんな彼が恋愛相談を持ちかける相手が、自分の患者である少女というところもおもしろい。

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 そして、もちろん、こうした“ピュアな”キャラクターの成功は、どんな役柄を演じても“本物の”感情を感じさせ、「共演している間は真剣にその人のことを好きになる」と語るチュウォン自身の力に負うところが大きい。受賞コメントなどで繰り返し口にしているように、「人間らしいにおいのする俳優」になりたいという彼の思いが、どちらの作品からも伝わってくる。

 『烏鵲橋の兄弟たち』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて、あさ8時の「韓ドラ!モーニング劇場」にて放送中、『グッド・ドクター』は平日よる10時30分~、毎週月・火よる10時30分~放送中。

テキスト:佐藤結

烏鵲橋の兄弟たち | 動画視聴はAbemaビデオ(AbemaTV)
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グッド・ドクター | 動画視聴はAbemaビデオ(AbemaTV)
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