8月19日に台湾で開催されたカプコンプロツアーのグローバルプレミア大会「TWFighter Major」の「ストリートファイター5アーケードエディション」部門において、日本のsako(メナト)がときど(豪鬼)との日本人対決を制して優勝した。また、敗れたときども、ツアーランキングで首位に躍り出た。

カプコンプロツアーは1年を通して世界中で開催される大会群の総称で、賞金総額は60万ドル(約7000万円)。各大会で上位に入賞すると獲得できるグローバルポイントによるランキングが存在し。上位30人が年末に行われる「CAPCOM CUP 2018」への出場権を得ることが出来る。同大会にも世界中から多くの強豪が参戦。3日間に渡る激闘が繰り広げられた。
並み居る強豪を蹴散らし、ウィナーズ(全勝)でグランドファイナルへと勝ち上がったのはsako。ときどはルーザーズ(敗者復活)戦からの勝ち上がりとなった。
積極的に攻めかかるときどに対し、sakoは抜群の対応力を見せて圧倒。瞬く間に2試合を連取して優勝へのリーチをかける。第3試合もsakoの技術が冴えわたり、ときどを翻弄。巧みに画面端に追いこむと、ときどの飛び込みに合わせてビットを引き戻してからのコンボやビットをガードさせてからの投げを決めるなど、超絶技巧を次々と繰り出し観客を魅了。最後は一方的な展開でときどをスタンさせてからのコンボを決めて圧勝した。優勝を決めた瞬間、会場からは大きな歓声が沸き起こり「sako!sako!」とsakoを称える声が鳴り響いた。
sakoはひとしきり観客の声援にこたえると、最前列で応援していた娘の元へ歩み寄り、抱き上げて満面の笑み。そこにはプロゲーマーとして身を削った戦いを繰り広げているsakoの、父親としての顔があった。勝利者インタビューでは「ときどやガチくん、板橋ザンギエフといった、普段練習している手の内が分かっている相手と当たれたのが勝因」と謙虚に語った。
【試合結果】
sako 3-0 ときど
第1試合
○sako(メナト)2-0 ときど(豪鬼)●
第2試合
○sako(メナト)2-1 ときど(豪鬼)●
第3試合
○sako(メナト)2-0 ときど(豪鬼)●
◆カプコンプロツアー2018 ストリートファイターVアーケードエディション部門 グローバルポイント順位表 ※8月19日時点
1位 ときど(日本・豪鬼) 2490pt
2位 藤村(日本・いぶき) 2351pt
3位 Problem X(イギリス・ベガ) 2301pt
4位 Infiltration(韓国・メナト) 1600pt
5位 ウメハラ(日本・ガイル) 1402pt
6位 NL(韓国・キャミィ) 1401pt
7位 sako(日本・メナト) 1311pt
8位 Xian(シンガポール・いぶき) 1022pt
9位 ふ~ど(日本・レインボーミカ) 970pt
10位 Caba(ドミニカ共和国・ガイル) 921pt
11位 ガチくん(日本・ラシード) 892pt
12位 Phenom(ノルウェー・ガイル) 861pt
13位 Verloren(韓国・キャミィ) 820pt
14位 Justin Wong(アメリカ・メナト) 781pt
15位 NuckleDu(アメリカ・ガイル) 770pt
()内は出場地域及び代表的な使用キャラ
◆カプコンプロツアー CAPCOM Pro Tourとは1年を通して世界で行われる大会群の総称。2018年末に行われるCAPCOM CUP 2018にて年間の総合勝者を決定する。
◆グローバルプレミア大会 世界からの選手参加を目的とした大規模大会。グローバルランキングポイントが付与される。14のグローバルプレミア大会が開催される予定。
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