
2000年のシリーズ誕生以来、数々の“伝説”を更新してきたドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。前シーズン『season16』では放送回数300回を突破し、その300回記念前後篇スペシャル『いわんや悪人をや』では、後篇の視聴率がシーズン最高となる17.3%を記録した(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。
そんな『相棒』の最新シリーズ『season17』が今秋10月から、かつてない“異例づくし”でスタートを迎える。
■右京×亘コンビが前例を打ち破る4シーズン目に突入
2000年のシリーズ誕生以来、数々の“伝説”を更新してきたドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。前シーズン『season16』では放送回数300回を突破し、その300回記念前後篇スペシャル『いわんや悪人をや』では、後篇の視聴率がシーズン最高となる17.3%を記録した(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。
そんな『相棒』の最新シリーズ『season17』が今秋10月から、かつてない“異例づくし”でスタートを迎える。

杉下右京(水谷豊)の相棒として、『season14』から登場した冠城亘(反町隆史)――。絶妙な距離感を保ちながら、数々の事件を解決してきたこの名コンビも、同作で4シーズン目に突入する。初代・亀山薫を除く歴代の相棒は3シーズンで卒業を迎えることが多いが、冠城亘は前例を打ち破り、新たな境地に足を踏み入れる。
常に緊張感が漂う右京と亘の関係は、“異例の4年目”を迎えてどう変化していくのか。そして、今シーズンの冠城亘の行く手に待ち受けるものとは…?
■“嫌われ者”が加入し想定外の3人体制に

前シーズンの最終回2時間スペシャルでは、『週刊フォトス』記者・風間楓子(芦名星)をエスカレーターから突き落とす、という事件を起こしたサイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官・青木年男(浅利陽介)が、“制裁”として特命係に左遷されるという驚愕のラストが描かれた。右京と亘を恨む青木が、まさかの特命係に!?――という波乱の状況から、『season17』は幕を開ける。
『season14』から、特命係をかき乱す謎の存在として暗躍してきた青木。彼は“3人目の特命係”として、どんな波紋をもたらすのか?“新体制”となる特命係から、目が離せない。
■縦横無尽な『相棒』ワールドが“深化”
良質のミステリーであることに加え、時代を先取りした社会派エンターテインメント作品として人気を博してきた、『相棒』シリーズ。そしてもうひとつ、ファンを魅了してやまないのが、一癖も二癖もある多彩な登場人物たちが織りなす、濃密な人間ドラマだ。
もはや『相棒』ワールドになくてはならない存在である捜査一課の“両エース”こと伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)、「暇か?」でおなじみの組織犯罪対策5課の角田六郎課長(山西惇)、小料理屋『花の里』女将・月本幸子(鈴木杏樹)といったレギュラーメンバーは、今シーズンも健在。
一方、権力復活を虎視眈々と狙う警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、それを阻止すべく牽制してきた警視庁副総監の衣笠藤治(杉本哲太)ら、特命係の存続に大きな影響力を持つ上層部の面々も、水面下で駆け引きを繰り広げていく。今シーズンでは、長らく敵対してきたこの2人に、新たな関係性がもたらされる予感も?――さらに、特命係に興味を抱く新キャラも登場する。
いったい誰が敵で、誰が味方なのか!?――さまざまな人物の思惑、罠、陰謀が入り乱れる中、特命係が暴き出していく事件の真相と、意外な真犯人とは…?縦横無尽に“進化”、そして“深化”を遂げていく『相棒』から目が離せない。

【水谷豊コメント】
『season17』ですからね、我ながらよくぞここまでやって来たなと思います。いまや僕の本名を“杉下右京”だと思っている人の方が多いんじゃないでしょうか(笑)。実は僕の中でもちょっと不思議な現象が起きていて、ふと杉下右京のことを客観的に考えたとき、「彼の人生はこれからどうなっていくのだろう」と、とても興味をそそられるんです。人生そのものが気にかかるような役を演じるなんて、非常に稀有なことだと感じています。
僕は、共演者と自然に作品の世界に入っていくお芝居が理想的だと思っているのですが、ソリとは4年目にしてだんだんそうなってきたなと実感しています。互いに相手の出方を想像するのが、無性に面白くなってきたところ。でも、右京は最近の亘について、「ずいぶんズケズケとものを言うようになったな」と思っているのではないでしょうか(笑)。
右京は基本的に事件を解決することを第一に考えていますから、特命係に入ってきた青木くんについても、役に立つなら特命係にいてくれて結構、と思っているのではないでしょうか。青木くんが裏でどんなことを企んでいるかわかりませんが、特命係にいるからにはやってもらわなければならないこともありますので、そこは僕も注目しています。
とにかく、『相棒』は何が起こるかわかりませんから、油断できない。この先どうなっていくか、我々も予測がつきません。今シーズンも予測不能な『相棒』に驚いていただきたいですね。僕たちもこれから何が起きるのか、楽しみにしています。
【反町隆史コメント】
『season14』で初めて参加した当初は、これまで長い年月をかけて培われてきた『相棒』チームにうまくなじめるのか、緊張も感じていました。でも、徐々にスタッフ・キャストの輪に入れていただき、今回、4 年目である『season17』を迎えることは亘にとっても挑戦ですし、僕自身としても大きなチャレンジ。これから長丁場の撮影が始まりますが、とても楽しみにしています。
この3年間、右京と亘もそうですが、水谷さんと僕もさまざまな波を一緒に乗り越えてきました。大変な撮影をひとつひとつこなしてきたことで、水谷さんとの信頼関係も徐々に深まってきたと感じています。
水谷さんは「亘はずいぶんズケズケとものを言うようになった」とおっしゃっていますが、それは台本にそう描かれているからです(笑)。右京と亘――2人の関係がミステリアスに描かれているところも『相棒』の大きな魅力ですが、亘は右京さんのことを大先輩として尊敬し、圧倒的に信頼していると感じています。
昨シーズンの最終回も「これはスゴイ!」と感心してばかりの2時間でしたし、『相棒』は毎回、台本が上がってくるたびに、「どうなっていくんだろう」と読んでいてワクワクします。特命係にやって来た青木についても、亘は仲良くしつつ彼の優秀さを利用しようとも思っていて、どんな特命係になっていくのか、まったくわかりません。この『season17』でも、視聴者の皆さんに毎回、驚かれるような『相棒』を作っていきたいですね。
(C)テレビ朝日




