AbemaTVにて9月3日(月)よる11時より、オリジナルドラマ『星屑リベンジャーズ』#7が放送された。
本作品は、“夢”と“セルフプロデュース”をテーマに、新川優愛演じる主人公・楠木春が全てを失いながらも男性アイドルグループ5人組をプロデュースし、芸能界をのし上がっていく様子を描く痛快サクセスストーリー。
人気インスタグラマーとしてきらびやかな毎日を送っていた楠木春(新川優愛)は、自身の誕生日に詐欺にあい、借金まみれの事務所をプレゼントされて人生のどん底に。お金も、頼る人もいなくなってしまった春のもとに唯一残されたのは、春の事務所に所属する男性5人組グループTRANSITIONだった。一時ブレイクしたものの、前事務所からの圧力で売れなくなってしまったTRANSITION。春は、彼らと共に灰色の世界から這い上がることを決意する。
芸能界の闇に飲まれ、ビルの屋上から飛び降りて自殺を図ろうとした紗英(佐野ひなこ)。春は、一命を取り留めてベッドで眠る紗英が目覚めるのを待っていた。
春から連絡を受けた牧野(淵上泰史)は、渡長プロダクションに乗り込み、渡長社長(光石研)に「さすがにやりすぎだ」と怒りを露わにする。しかし、渡長は「我々のような人間がいなければ、この業界は崩壊する」「彼女を守りたいなら別の夢を見させてやれ」と春を守りたいのであれば、この業界から退くべきだと声をあげた。
春は、牧野と羽鳥(コトブキツカサ)から紗英が枕営業をしていた事実を告げられる。紗英がそんなことをするはずはないと動揺する春に、羽鳥は「お前は自分が周りを追い詰めていることを分かってない」と言い捨てる。牧野からも「この業界で誰かが成功すれば他の誰かが必ず傷つく。その痛みに耐えられないのならこの業界から退くべき」と厳しい言葉を投げかけられる。
芸能界の厳しさを痛感し、落ち込む春。渡長はそんな春のもとへ現れ、「この業界にいればこれ以上の苦しみも味わう」「私は芸能に命を捧げてる。君にもそれだけの覚悟があるのか」と追い打ちをかける。
様々な言葉が頭の中を渦巻く春は、TRANSITIONがレコーディングをしていても上の空。心ここに在らずな状態だった。
いよいよTRANSITIONの新曲「Transition」が配信された。新曲はSNSでも話題になり、音楽サイトのウィークリーランキングで4位になるなど好調な滑り出しを見せるが、やはり渡長プロダクションの圧力があるため、大手メディアはこのことを報じない。しかし、TRANSITIONのメンバーたちは「いろんな人のもとへ届いているならそれだけで充分」と笑顔を見せた。
そんな中、週刊誌が「話題のTRANSITIONの曲を各メディアが報じない理由」と題し、渡長プロダクションからの圧力があったこと、元マネージャーの羽鳥がメンバーにパワハラをしていた事実を報じた。イベントオーガナイザー・大八木の告発動画がネットに流れたことで、羽鳥は責任を取って解雇されることに。春の前に現れ、「お前のせいだ!」と怒鳴りつけた。
週刊誌にリークをしたのは牧野であろうと予想し、牧野のもとへどうしてこんなことをしたのか、と問いただす春。しかし、実はこの一連の報道はあかり(生駒里奈)が仕組んだもの。
あかりは、紗英の自殺未遂で理不尽に立ち向かうことが怖くなってしまった春の本心を見抜いていた。そして、「だからといって彼らのことをおざなりにするのは間違ってます。彼らがどれだけの思いであなたについてきたかわかってますよね?彼らが自分たちの曲を一番聞いてほしい人はあなたなんですよ?彼らがかわいそう、こんなの理不尽です」と春に叱責。
あかりの一言で我に帰った春。自分が周りのことが何も見えなくなっていたことに気づくが、心労のためか病院で気を失って倒れてしまう。
春は、紗英の隣のベッドで入院することに。紗英にTRANSITIONの曲を聴かせ、口ずさむ。すると、紗英が意識を取り戻し、目を覚ますのだった。
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