
群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの天才外科医・大門未知子――。「いたしません」「私、失敗しないので」の名セリフとともに日本中を席巻した、米倉涼子演じるあの“失敗しないスーパー外科医”がこの秋、一夜限りの復活を遂げることがわかった。
米倉主演の10月期新作ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』。そのスタートを記念して、2016年7月に放送した『ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル』が、“復刻版”として30日夜9時から放送される。
この作品は“シリーズ唯一のスペシャルドラマ”として制作され、ビートたけしを筆頭に、生瀬勝久(※生瀬はその後、2016年10月期放送の第4シリーズにも出演)、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、青木崇高、橋本マナミ、岸本加世子、橋爪功ら豪華ゲストが出演。さらに遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行といった『ドクターX』シリーズに欠かせないメンバーも登場するなど、まさにスペシャルな布陣も話題となり、平均視聴率22.0%(※関東地区 ビデオリサーチ調べ)を記録した。
未知子は、“外科医としての最大の武器”を奪われる絶体絶命の窮地にどう立ち向かうのか――。芯の強さと繊細さが同居する米倉の芝居は必見だ。
■あらすじ
金沢の街角で路チューをしていた衆議院議員・一ノ瀬愛子(岸本加世子)が、ふいに苦しみの表情を浮かべて倒れた。相手の男が慌てて逃げ出す中、偶然居合わせたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は予断を許さない容体だと察知。すぐさま愛子とともに救急車に乗り込み、国から「最新医療特区」に認定された日本初の創薬の拠点「クロス医療センター」へ。新薬投与による内科的治療を最優先する病院側の制止を振り切り、鮮やかなオペで患者の命を救う。
そんな彼女をモニター越しに注視する人物がいた。彼こそは「クロス医療センター」の病院長・黒須貫太郎(ビートたけし)。未知子の腕を見込んで雇おうと決めた黒須は、ただちに未知子が所属する「名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳)と交渉する。しかし、未知子は頑として派遣を拒否。黒須がほかでもない、苦しむ愛子を置き去りにして逃げた男だったからだ。だが結局、晶に言いくるめられ、未知子は「クロス医療センター」で働くことに。外科医を見下す内科医軍団の冷遇を受けながら、勤務初日を迎える。
そんな中、黒須が何を思ったか、未知子にあるオペを依頼してきた! 患者は「国立高度医療センター金沢分院」から極秘転院してきた国民的フィギュアスケーター・氷室光二郎(伊野尾慧)。複雑なCTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を患い、手術は不可能と目される患者だ。しかし、未知子は「100%完璧な手術をする」と断言し、不安がる氷室を説得。何が何でも命を救うため、きたる手術に向けて英気を養う。
ところが、そんな未知子に黒須は“とんでもない条件”を提示。しかもその矢先、“外科医としての最大の武器”を奪われる危機に陥った未知子は、ありえない言葉を口にすることになる。「私、失敗したので」――それは“失敗しない外科医”として邁進してきた未知子とは思えぬ言葉だった…!
【『ドクターX』シリーズの平均視聴率】※関東地区 ビデオリサーチ調べ
・第1シリーズ(全8話) 2012年10~12月 19.1% 同年の民放連続ドラマ1位
・第2シリーズ(全9話) 2013年10~12月 23.0%
・第3シリーズ(全11話) 2014年10~12月 22.9% 全ドラマ年間トップ
・スペシャル 2016年7月 22.0%
・第4シリーズ(全11話) 2016年10~12月 21.5% 同年の民放連続ドラマ1位
・第5シリーズ(全10話) 2017年10~12月 20.9% 連続ドラマ年間トップ
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