映画『覚悟はいいかそこの女子。』(10月12日全国ロードショー)の完成披露上映会舞台挨拶が9月12日、新宿バルト9にて開催され、中川大志、唐田えりか、伊藤健太郎、甲斐翔真、若林時英、小池徹平、井口昇監督が登壇。告白シーンを即興で演じる対決が行われ、中川が披露した壁ドンに、会場の女性ファンが沸き立つ一幕があった。
椎葉ナナの同名少女コミックを実写化した本作。映画の公開に先駆け、エピソードゼロにあたるストーリーが、連続ドラマで放送されたことでも話題を呼んだ。“超絶イケメン”だが恋愛経験ゼロ、“究極ヘタレ”な主人公・古谷斗和を演じるのは、実力派若手俳優の中川大志。初彼女を作るべく躍起になっていた斗和が人生で初めての恋に落ち、カッコ悪く奮闘する姿を痛快に描く青春コメディだ。
舞台挨拶の冒頭で中川は「映画の方はまたドラマとは違い、パワーアップしたお話になっていますので、今日どんな風に観ていただけるのか、緊張しています」とコメント。
美術教師役で出演した小池は、現場では後輩たちを「微笑ましく見守っていた」と目を細めつつ、「休憩中ご飯一緒に食べてくれたから、すごい良かったなと思って」と笑顔を見せた。
また、井口監督は中川の芝居を「すごい引き出しが多い方。普段かっこいいんですけど、際限なく変な顔もしてくれるし、情けない顔もしてくれる。ふり幅がすごい方です」と絶賛。さらに、本作ではキャスト同士の中の良さも印象的だったと言い、「みんな仲良くて、ファミレスのシーンで喋ってると、撮影用のポテトが撮影前に無くなっちゃうんですよ」と、エピソードを披露して会場を笑わせた。
その後ステージでは、“No.1愛され男子”および“No.1ヘタレ男子”を決めるべく、「ヘタレ男子脱却!?“男の3本勝負”」と題したゲームを実施。中川、伊藤、甲斐、若林の4名が3種類のゲームに挑んだ。その中の1つ「告白対決」で中川は、放課後、後輩に告白するというシチュエーションにチャレンジ。
中川は図書委員の先輩後輩という設定で、重い本を一緒に運ぶ芝居をした後、突如壁ドンのポーズをとると、会場は大歓声に包まれた。続けて「俺の彼女になってくれない?」と告白すると、客席のファンはさらに大興奮。黄色い声が響き渡った。
しかし、会場の反応とは裏腹に、中川は“No.1ヘタレ男子”に決定。“No.1愛され男子”に選ばれたのは、甲斐だった。審査を担当した井口監督は、中川の告白に対し「逃げに入ったかな。壁に見えなかった」と厳しい評価。監督の辛口コメントを受け、中川は「この役に選ばれた時から、監督は僕のヘタレな部分を見抜いてくださっていたということですね」と苦笑いを浮かべていた。
テキスト・写真:水野梨香
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