シンガポールを代表するプロゲーマーXian（シェン）が、母国のeスポーツ界を盛り上がげるためにも「次世代を担う若手を育てる」ことを今後の目標にしたいと語った。XianはAbemaTVのゲーム番組「勝ったら100万円！SFV AE 賞金首」出演のために来日。収録時に取材に応じ、日本との環境の違いについても説明した。
EVO（The Evolution Championship Series）2013での活躍をきっかけにプロゲーマーへの道を拓いたXian。近年のeスポーツの盛り上がりについて、シンガポールでもどんどん成長している分野であり一般の人々への認知度が向上していることを感じているという。その一方で、日本と比較すると環境の違いも痛感しているそうだ。
Xian 「日本には非常に優れたゲーマーがたくさんいて、ゲームのオンライン上にしてもコミュニティにしても、インフラが非常に強いと思います」
シンガポールでは情熱を持っていても、インフラが弱いがゆえにスキルがある人でもプロゲーマーへの道は険しき道だと分析するXian。プライベートでやっていることですが…と前置きしたうえで次世代プロゲーマーの育成にも力を入れ始めているという。とにかく経験が大切と、海外トーナメントにXianがすべての費用を自腹で同行させて戦わせるという経験を積ませる形でサポートしているのだそう。
Xian 「日本のゲーマーを海外の様々な大会で見ていると、みんなグループで行動していて、一緒にご飯を食べたりしている様子が非常に楽しそうで羨ましい。そんな中で僕はいつも1人でいなければならない寂しさを感じていました。そう感じてしまうのは歳をとってしまったからかもしれませんが、若い世代を育てることで一緒に行ってくれる人もできるし、一緒に練習できる人も作れるので、仲間を得るという意味でも大変重要なことだと思います」
本心では孤独に戦う寂しさがあったというXianだが、「マレーシアやインドネシアのトーナメントでは実際にプロに勝利した10代の選手もいます」と将来のプロ仲間のことをまるで自分のことのようにうれしそうに語った。
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