映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(11月1日公開)の完成披露舞台挨拶が9月17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大、三島有紀子監督が登壇。成田が大量の汗をかき、三島監督のトークが一時中断される一幕があった。
三上延の同名小説シリーズを実写映画化した本作。黒木華扮する、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主・篠川栞子が、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく、感動ミステリー映画だ。
舞台挨拶中、サザンオールスターズが本作のために書き下ろした主題歌「北鎌倉の思い出」に話題が及び、感想を聞かれた三島監督は「原由子さんの声を聞いた後のような映画になったら良いなと思っていたので、原由子さんが歌ってくださることに感慨深いものがありました」としみじみ。
その後「編集上がったものを見ていただいて…」と続けようとしたものの、隣にいた成田が必死で汗を拭っており、思わず「すごいね、どうしちゃったの？興奮しすぎた？」と驚きの表情。成田は「尋常じゃない汗が…」と苦笑いを浮かべ、「人前に出るのが久々すぎて緊張して…。ヤバイな（笑）」とタジタジに。野村も「パッと見た時すっげー汗がたまっているんだもん（笑）」と、大量に汗に面食らった様子だった。
三島監督は「何の話しようとしてたか忘れちゃった」と笑いつつ、「サザンの皆さんが編集上がったものを見て作ってくださったので、やりたかったテーマを歌詞に落とし込んでくださったんだなと思いました」と、先ほど言いかけた感想の続きを語った。
「これだけは誰にも負けないと自慢できるもの」がトークテーマに挙がった際も、成田は「僕は一択ですね。汗の量」とキッパリ。「ここにいる誰にも負けないですね」と胸を張る一方で「前向けない…」とつぶやき、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。
成田に続いて話を振られた夏帆は「私も汗っかきの方なんですけど、成田さんには負けるなと思いました」と完敗宣言。そして「最近猫を飼い始めたんですけど、猫への愛は誰にも負けないと思います」と話した。
黒木は「人に自慢できることを会得してこなかった人生なので…」と悩みつつ、「なで肩？」とニッコリ。しかし、その後登壇者全員なで肩だという話になり、「じゃあやっぱり勝てるものないです。ごめんなさい」と謙遜しきりだった。
その他、野村が「車やバイクが好き」と答えたほか、東出は「人混みを歩く時のスピード」なら誰にも負けないとコメント。「渋谷とかは一人で競歩やってるぐらい」と話すと、東出と一緒に渋谷を歩いたことがあるという成田は「全然追いつかないですよ。びっくりした」と証言していた。
テキスト・写真：水野梨香
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