映画『食べる女』の公開記念舞台挨拶が9月22日、丸の内ＴＯＥＩにて行われ、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、壇蜜、鈴木京香、原作者・筒井ともみ、監督・生野慈朗が登壇。妊娠を発表した前田が、幸せだと思う瞬間について語る場面があった。
今年7月、本作にも出演している勝地涼と結婚し、今月第1子妊娠を発表した前田。舞台挨拶中のトークセッションで幸せだと感じる瞬間について聞かれると、「食べることは本当に幸せ。大好きな人、大切な人とおいしいものを食べるのが1番ですね」と笑顔を見せた。
同じ質問に広瀬は、「けっこう筋トレするのが好きで」と告白。「筋肉がプルプルしていて『もう無理！』っていう瞬間が幸せです」と声を弾ませると、沢尻が「マゾ？」とツッコミ。広瀬が「追い込むのが好きで。それが快感ですね」と話すと、会場に笑いが起こった。
その後は映画のタイトルにちなみ、キャスト陣が自分で思う「○○な女」を発表。「猫といる女」とフリップに記入した前田は「最近何しているかなって思うと、猫といる時間が一番長いんですね。一番下の子がすごく喋るんですよ。それに受け答えするのが一番好きですね」と猫愛を全開に。ちなみに前田の母親も猫を14匹飼っているそうで、「私とお母さんは猫女」と微笑んだ。
一方、壇蜜は「添加物な女」と自身を表現。「人によっては着色料とか甘味料みたいにいらないって思う人もいれば、スモークの桜のチップとか、豆腐のにがりみたいに、いるっていう人もいてくれるので。私の存在はそれでいいと思っています」と“壇蜜節”を展開。
さらに「人から嫌われて好かれるのがタレントっていう本分だとしたら、そういう女なんじゃないかな。ついてきてくれたらとことん優しくするよっていう気持ちがあります」と語ると、会場に感嘆の声が上がった。
また、ユースケ・サンタマリアの相手役を演じた沢尻が、ユースケの美容好きな一面に驚いたエピソードを披露する一幕も。ユースケは休憩中もずっと美容の話をしていたと言い、沢尻は「私も一応女優やっているので詳しくはあるんですけど、その私よりも本当に詳しくて」と驚きの表情。さらに「２人の絡みのシーンの前に、なんかちょっとやってきたみたいなんですよ。顔を。すごい気合い入れてあのシーンに臨んでいたみたい」と暴露し、会場を沸かせていた。
公開中の映画『食べる女』は、筒井ともみの短編小説集『食べる女 決定版』を映画化した作品。「食」と「性」をテーマに、“自分を味わいつくす”ことの大切さを、年齢・職業・価値観も様々な８人の女たちの日常を通して描き出す。
テキスト・写真：水野梨香
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