
9月26日(水)に放送された、お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀の冠番組『日村がゆく』(AbemaTV)にて、「ローション料理」をテーマとした「グルメ企画」の第2弾が放送された。
同企画は、ペペローションを使って美味しい料理を作ろうという内容で、前回の放送では、イタリア・ローマ生まれの料理研究家でタレントのベリッシモ・フランチェスコが出演。ローション1本を使ったパスタを調理し、その美味しさに日村が驚愕した。

この日の挑戦者となったのは料理歴50年、ミシュランの星を11日年連続獲得の超実力派料理人・鈴木よしつぐさんだ。鈴木さんは最初、ローションを味見すると「味もそっけもない。ただぬるっとしてるという感じだよ。うまいとかは感じない」と難しそうな表情で感想を述べた。

続いて鈴木さんは、マグロ出汁とローションを合わせ火にかけ、醤油、みりん、酒で味付け。「もうちょっと一体感が欲しいんだよね。手を加えれば味が整っていくと思う」とのことで、ここで鈴木さんが出してきたのは裏ごし機。これを使うことで食材が滑らかな触感になるという。鈴木さんはローションを裏ごしし始め「やることによって新しい発見ができるからね。挑戦して何を言ってもいいよ。挑戦しないでさわぐんじゃない」と料理についての熱い思いを語った。


その後、裏ごししたローションを先ほどの過程で熱すると、にごりのない光沢のある美しいソースが完成。味見をした鈴木さんは「美味しい」と笑顔に。スタッフも味見をすると「とろみがすげえまろやかっすね。ローションが入ってるって全然わからないですね」と絶賛した。

このソースを、鈴木さんが得意なあわびを使った料理に使用するという。翌日朝6時に築地市場へ向かい、12㎝の特上あわびを購入。さっそく調理に取り掛かった。調理時間は3~4時間。「じっくりと蒸してあげることによってあわびからでるうま味が凝縮されておいしくなる」と鈴木さんは説明。通常は片栗粉を使うところにローションで代用し、ほどよいとろみのついたソースが完成した。

これだけ時間をかけたにもかかわらず、味見した鈴木さんは「難しいね。ローションを入れることによって、あんを強くしたんだよね。あわびが負けてる」とまたしても苦い表情。

敗因は若干あわびが小さかったことだそうで、15㎝以上のあわびを求めて鈴木さんはアワビの名産地である千葉県の勝浦市へ向かった。そこには15㎝を超えた鈴木さんの求める理想のあわびが存在し「肉質が全然違うよ。盛り上がってるじゃん。100点満点だよ」と大喜びであわびを購入。

東京に戻り、最後の挑戦へ。ちなみに、今回は肝を使うことにより味わい深い味を出すという。途中ドロドロになったソースを見せると「ローションのおかげできれいなソースが出来上がった」と喜びを語り、完成した料理「アワビのローションあんかけ」を試食すると、鈴木さんは「美味しい」と満面の笑顔を見せた。スタッフも「すげ~うまいっす」「すごい美味しいです」と大絶賛の出来栄えだ。


最後にスタジオで試食をした日村は「マジかおい。おお~、これはおい!美味すぎるこれ!肝のソーススケジュールすごいわ。あわびもめちゃくちゃ柔らかい。このソース美味い!これローション!?」と目を真ん丸にして感想を述べた。ちなみに、この料理を店で出した場合は7000円~8000円ほどの値段になるそうだ。『日村がゆく』はAbemaビデオにて配信中。

⇒【見逃し配信】本気ローション料理第2弾!11年連続ミシュランの料理人が挑む!!日村がゆく#69
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