9月19日、AbemaTVで「デリ飯#3」(毎週水曜24時00分~)が放送された。「デリ飯」とは、一般男性の自宅にデリヘル嬢を呼んでもらい、性的サービスの代わりに料理をリクエスト。ご飯を作ってもらって“デリ飯”を食べつつ、彼女たちの人生模様に迫る“ちょいエロ”ドキュメンタリー番組だ。
中村さん(仮名)が電話したのは新宿にある「ロボットデリヘル」。ロボットとはいえ、サービスを提供するのはもちろん、生身の女性だ。
約30分後、イチゴさん(21)が現れた。中村さんが笑顔で出迎えるが、イチゴさんは玄関に立ち尽くしたまま動こうとしない……。状況を理解できない中村さんも同様にフリーズしたが、ようやく「設定」に気がついた。「靴を脱いで部屋にあがりなさい」と命じてみると、ロボットに扮したイチゴさんが動き出した。
ロボットプレイとは? イチゴさんに聞くと、何やら「コントローラー」を取り出し、説明を始めた。専用のアプリを内蔵したスマホを操作し「前進」「右旋回」「ストップ」などと電子音声で命じる。その命令に従って「ロボット」が動く。命令を下すことに快楽を感じるような男性が、そのコースを選ぶという、一風変わったスタイルだ。
そんな彼女が作ってくれたデリ飯は、和風きのこスパゲッティ。エリンギ、シメジなと4種類のキノコとベーコンをソテーし、バターとめんつゆをあわせる。めんつゆは、モニタリングルームに控える料理研究家ベリッシモに言わせれば「日本人になじむ味になる」万能調味料。中村さんは「めちゃくちゃうまい」と言いながら、料理を平らげた。
イチゴさんがこの仕事を始めたのは、趣味にかかる費用を捻出するため。その趣味とは、「地下アイドルの追いかけ」だ。地方から東京に住まいを移したのも、ライブ会場への交通費を浮かすため。これまでに300万円ほどをつぎ込んできたという。そんな彼女が目指すのは、自分と同類のアイドル好きが集まれるようなバーを開くこと。その開業資金を稼ぐのが当面の目標だ。
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