
“異例の4年目”を迎えた杉下右京(水谷豊)×冠城亘(反町隆史)の特命係に、“3人目の男”青木年男(浅利陽介)が加わるなど、まさに“異例づくし”の状況で幕を開ける『相棒season17』(テレビ朝日系)。17日(水)よる9時から放送の『初回拡大スペシャル』に、多彩なゲスト陣が参戦することがわかった。
ゲストのひとりは、『相棒』シリーズ初登場となる柄本明。柄本が演じるのは、国家公安委員長を務める大物政治家・鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ)。鑓鞍は、飄々としていて腹の底で何を考えているのかつかめない男。何やら特命係の存在に大きな興味を抱くようだが、はたして2人の敵となるのか、味方となるのか…? 数々の作品で唯一無二の存在感を放ってきた名優・柄本明が、『相棒』シリーズに新たな強力キャラクターを誕生させる。

そして、『season16』の最終回スペシャルに登場した、とよた真帆演じる大学教授・三上冨貴江(みかみ・ふきえ)が再び特命係の前に現れる。国家公安委員でもある冨貴江は前シーズンの最終回で、青木が引き起こした“女性記者突き落とし事件”について内部調査を進めるよう、警視庁に圧力をかけた人物。ところが、今回は立場を一転。事件の“当事者”となり、特命係と対峙することに。彼女の義父が行方不明となる事件が発生、すでに殺害されているとにらむ右京たちと、真実を隠蔽しようと企む冨貴江が、濃密な駆け引きを繰り広げていく。
さらに『初回拡大スペシャル』には、冨貴江の夫・鬼束鋼太郎役で利重剛、鐵太郎の若き妻・祥役で谷村美月、また『season16』で度々、事件に絡んできた『週刊フォトス』記者・風間楓子(芦名星)も登場する。
しかも『初回拡大スペシャル』では、右京が辞職をかけた誓約書を提出するという、前代未聞の展開が。これまでも停職処分を言い渡されたり、懲戒免職の危機にさらされたりと、さまざまな窮地に陥ったことのある右京だが、今回はかつてないほどの瀬戸際に立たされながら捜査に挑むこととなる。
【あらすじ】
国家公安委員会・定例委員会――。出席していた大学教授・三上冨貴江(とよた真帆)の携帯電話が、何度も振動した。大学理事長を務める義父・鬼束鐵太郎の携帯からの着信だった。
国家公安委員長の鑓鞍兵衛(柄本明)に促され、冨貴江は席を立って電話に出るが、驚いたことに声の主は義父ではなく、夫・鋼太郎(利重剛)だった。「親父を殺した」――なんとそれは、夫が父・鐵太郎を殺害したという衝撃の電話だった。
急いで帰宅した冨貴江は、夫の犯罪によって自身の地位を失うことを恐れ、鐵太郎の遺体を隠し、後妻の祥(谷村美月)とも結託して行方不明者届を提出させる。その後、冨貴江への忖度から所轄署が捜査をはじめたときも「特別扱いは困る」と断り、すべてはうまくいくはずだった。
しかし3カ月後、『週刊フォトス』の記者・風間楓子(芦名星)が、祥の浪費ぶりを報じたことから事態は急変する。旧知の間柄である警察庁長官官房付・甲斐峯秋(石坂浩二)が、特命係を差し向けようと申し出たのだ。
捜査をはじめた杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、鐵太郎が蒸発してすぐ、鬼束家がリフォームしたことに興味を抱くが…!?
(C)テレビ朝日
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