
莫大な資金と類まれな“目利き”の才能を武器に価値ある商品を次々購入し、 “ショッピング王”として世界的に知られるようになった財閥御曹司と、電気も通っていない山奥に住み、自然の恵みを見極める力を育んできたヒロインがソウルで出会ったことから始まる『ショッピング王ルイ』。まったく違う環境で成長しながらも意外な共通点をもつふたりの間で生まれる、おとぎ話のような恋の行方は?

(C) 2016 MBC
幼い頃に両親を亡くした後、財閥会長の祖母の言いつけに従ってフランスの豪邸に暮らしていたルイ(ソ・イングク)。寂しい生活の中で、唯一の気晴らしとなっていた買い物の技を極め“ショッピング王”という異名を持つまでになっていた。そんなある日、祖母が倒れたという知らせを受け、15年ぶりに韓国に帰国したルイは、帰宅途中の事故で記憶を失いホームレスになってしまう。一方、地方の山奥で暮らしていたボクシル(ナム・ジヒョン)は家出した弟を探すためソウルに上京。街で弟の服を着ていたルイを見つけ、何か手がかりを知っているのではと、同居生活を始めることになる。

(C) 2016 MBC
インパクトのあるタイトルに驚き、「いったいどんな買い物合戦が繰り広げられるの?」と思わせるこのドラマ。冒頭ではルイのショッピング三昧の生活が描かれるが、1話ずつ見ていくうちに、彼が持っていたのは“買い物をする”才能というよりも、“大切なものを見つける”能力だったということが少しずつわかってくる。そんなルイを演じているのは、『主君の太陽』のソ・イングク。オーディション番組で優勝して歌手としてデビューした後、『応答せよ1997』で俳優としても大ブレイクした彼が、記憶を失い「君しか頼る人がいない」とボクシルを慕う、子どものように純真な男性に扮している。『応答せよ1997』でも、「顔が犬に似ている」というエピソードが登場していたが、今回、役作りのため、“子犬”を研究したとのこと。あるインタビューの中でも「愛嬌を振りまくというよりも、感情に正直なスタイルなんです。ルイを演じながらSNSに掲載されているかわいい子犬や猫の写真や映像をたくさん見て役立てました」と語っているので、その成果をぜひ、確かめてみてほしい。

(C) 2016 MBC
そんなルイが、一目見て「この人について行こう!」と価値を認めるボクシル役は、『善徳女王』や『ジャイアント』など、多くの人気ドラマで主要キャラクターの少女時代を演じた後、近年は『家族なのにどうして?』や『怪しいパートナー』といった作品で活躍しているナム・ジヒョン。おぼっちゃま育ちで生活能力のまったくないルイを抱え、明るくたくましく暮らしていくボクシルになりきっている。一方、ボクシルを気にかけ、就職の面倒を見るジュンウォンには『シークレット・ガーデン』のユン・サンヒョンが扮し、コミカルかつ温かな演技を見せている。そのほか、ルイのことを家族のように思いやる男女ふたりの執事など、ユニークなキャラクターたちとのやりとりも楽しい。

(C) 2016 MBC
『ショッピング王ルイ』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて10月4日(木) 21:00 ~ より放送。
(C)AbemaTV
この記事の画像一覧
