お笑い芸人で、ピコ太郎のプロデューサーとしても知られる古坂大魔王が9月30日、“ある少女”との奇跡について、告白。その内容がネット上のファンの間で注目を集めている。

これは同日、古坂が自身の公式ブログに投稿した『起きた奇跡と起きなかった奇跡と。』という記事のことで、この中で彼は、「2018年9月29日…僕はスペインの首都マドリードにいる。JAPAN WEEKEND MADRIDとこちらの大人気番組「LATE MOTIV」にピコ太郎が呼んでもらえたのである。僕はいつもの通りプロデューサーとして帯同していた。」と、まずは自身がプロデュースするピコ太郎が招かれたイベントのために、現在、スペインにいることについて紹介。
その際、おもむろに「今年、4月…一人の可愛らしい三歳の女の子と出会いました。名前は「あいり」ちゃん。ある機関を通じて出会いました」と、ピコ太郎の大ファンで、当時3歳だったという難病を患う少女・あいりちゃんについて語りはじめることに。
古坂によると、難病と戦う彼女を少しでも元気付けたいという想いから、その出会いの後、彼はピコ太郎と彼女の対面を計画。当日、待ち受けていたのは、なんと大好きなピコ太郎に扮装したあいりちゃん。それに感激した彼は、彼女のためだけのライブを行い、彼女が楽しそうにはしゃぐ様子を見て、「病気なんかに負けるはずがない!」と感じたのだという。
しかしそんな奇跡を信じる彼の気持ちをよそに、初対面から約半年後の9月27日、あいりちゃんは長らく続いた苦しい闘病生活の末に他界。その日はくしくも、「天国へと飛び立った日は…2年前、ピコ太郎が全世界に広がるきっかけとなった…ジャスティン・ビーバーがリツイートしてくれた…その日」であったのだという。
そして、あいりちゃんの死に打ちひしがれつつも、ほどなくスペインへと旅立ち、現地でのイベントに参加した古坂は、9月30日、ピコ太郎は熱心なファンであるという現地の少女に出会うことに。
しかしそのサインを書く際に、彼女の名を聞くと、「その名前はこう書いてありました。「AIRI」奇跡だ。奇跡だよ。あいりちゃんだよ。少なくとも、僕はそう思って止まないんです。奇跡が起こったんだ。起こらない奇跡と起こった奇跡。遠い日本とスペインの二人の「AIRI」。スペインの名前としてもかなり珍しいみたいで…。だとしたら、尚の奇跡。。。」と、その少女の名前は、偶然にも先ごろ亡くなったばかりの少女・あいりちゃんと同じ名前であったことが判明した。
こうした自身の体験を通じて古坂は、「今回、こんなに長く、重く、更に書かなくてもいいことを書いたのは…この2つの…奇跡。。起こる奇跡と起こらなかった奇跡。これを、あいりちゃんのお母様に伝えたくて…そして…そして、そんな小さくて強くて可愛くて頑張ったけど…早すぎる死を迎えた…あいりちゃんを、僕なりに送ってあげたくて。。名前はあくまでも名前だし、こんなの偶然だよ!と、言う人もいるかもしれないけど…果たして…どれくらいの確率なのか??とんでもない確率なはず。僕は奇跡だと思う。」と、2人のあいりちゃんへの想いを込める形で、その“奇跡”から感じた気持ちを綴ることとなった。
これを見たファンからは「胸いっぱいです。涙が止まりません。」「ステキな話をありがとう!感動した!」「涙なくしては読めませんでした。あいりちゃん凄く頑張ったんですね。ご冥福お祈り致します。」など、様々な反響が寄せられている。
