
映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の公開記念舞台挨拶が10月6日、丸の内ピカデリーにて開催され、岩田剛典、杉咲花、須賀健太、柴山健次監督が登壇。10月2日が杉咲の21歳の誕生日だったことから、バースデーサプライズが行われたものの、進行がグダグダになってしまい、岩田が謝罪する一幕があった。
本作は、インテリアコーディネーターとして働くヒロインと、事故で車イス生活になっていた初恋の相手との純愛を描く、有賀リエの人気コミック『パーフェクトワールド』を実写映画化した作品。車イス生活を送りながらも建築士になる夢を叶え、前向きに生きる主人公・鮎川樹を岩田剛典が、樹と偶然再会し、再び惹かれていくヒロイン・川奈つぐみを杉咲花が演じている。



杉咲へのバースデーサプライズは、「本作を絵で例えるなら?」という質問からスタート。杉咲以外の柴山監督、岩田、須賀はあらかじめフリップに「花ちゃん」「お誕生日」「おめでとう!」とそれぞれメッセージを記入しており、自分だけ絵を描いていた杉咲は、他の3人がフリップを披露すると驚きの表情を浮かべた。

次にバースデーケーキがステージに登場し、杉咲は「すみません、ありがとうございます」と、感激しきりの様子。ここまではサプライズ大成功と思われたが、ここでMCが次の段取りを間違えてしまったのだ。


「岩田さんも色々…」と、プレゼントの花束を取りに行くよう、岩田に促したMCだったが、その前に杉咲に質問しなければいけないことを失念していた模様。杉咲に「21歳になって、気持ちを新たに挑戦したいことはありますか?」と質問し直した。結果、花束を取りに行こうとしていた岩田は、不審な動きをすることになってしまい、須賀が「ちょっと散歩をしようという気分になったんですよ」とフォロー。会場に笑いが巻き起こった。
さらに、その後岩田が「21歳の誕生日おめでとうございます」と杉咲に花束を手渡したものの、マスコミが写真を撮影するために、もう1度やり直す展開に。これには岩田も「こんなグダグダな誕生日あります?稀に見るやつだよ」と苦笑い。

その後、岩田から改めてお祝いのメッセージを送られ、杉咲は「本当に嬉しいです」と喜びいっぱいに語り、「岩田さんが樹を演じていらっしゃったから、最後までつぐみを演じきることができたと思っています」と感謝を込めた。
最後に挨拶を求められた岩田は「こんな感じの舞台挨拶になると思っていなかったから」と予想外の展開に戸惑いを見せつつ、「せっかくサプライズするんだったらもうちょっと感動的な展開とかあったね、全然泣けなかったね。ごめんね」と杉咲に謝罪。さらに、障害と向き合う役柄を演じたことに触れ、「王道のラブストーリーというだけでなく、すごくリアリティのあるストーリーだと思います」と作品をアピールし、舞台挨拶を締めくくった。



映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は全国公開中。
テキスト・写真:水野梨香
この記事の画像一覧

