14日、俳優の瀬戸康史(30)が東京・ブックファースト新宿店にて行われた自身のアーティストブック『僕は、僕をまだ知らない』発売記念イベントに登場。舞台「マーキュリー・ファー」(2015)で兄弟役として共演して以来、“兄貴”と慕う俳優・高橋一生への愛を爆発させた。
8年ぶりとなるアーティストブック『僕は、僕をまだ知らない』には、今年30歳を迎えた瀬戸の俳優とは異なる等身大の写真が満載。「つながる」というテーマで撮影されたという写真たちの中でも特にお気に入りのカットは、滝をバックにした振り向きざまのショット。「自然とのつながり」をテーマに撮影されたこのカットは、撮影がもうすぐ終わるかなというくらいに撮影された“すました表情”だそうだが、実はこの撮影直後、滝の中で転ぶというアクシデントが発生。瀬戸はこの1枚を選んだ理由について「メイクさんやスタッフさんに迷惑をかけたんですけど、あの頃の僕はまだ知らない(笑)」と、同書のタイトルにかけて茶目っ気たっぷりに語った。
芸能界に入って変わったことについて聞かれた瀬戸は「人とちゃんと目を見て話せるようになったこと」と回答。「今までちょっと拒否ってたんです。怖かったんです。芸能界にポンッと入ってきて、周りにいろんな人がいて。今では高橋一生さんという大事な兄貴ができましたけど、それまでいなかったので。でも人とつながってみると、案外悪い人じゃないんだな、とか、やっぱり悪い人なんだなとか(笑)、いろいろわかるじゃないですか。何かとつながるというのは大切なことなんだなと思うようになりました。それが成長したことです」と、高橋一生らとの出会いにより人づきあいへの苦手意識がなくなったと語った。
さらに瀬戸は、30代にやりたいことを聞かれると「プライベートを充実させたい」とコメント。「30歳までは仕事面が充実してたんですけど、30代からはプライベートを充実させていきたい。美味しいものを食べるだとか旅行に行くだとか。今、一生さんと台湾に旅行に行きたいなって話をしているんです。でも今、一生さんが忙しすぎるので、叶うかな(笑)」とまたしても高橋の名前を挙げ、“兄貴”愛を溢れ出させていた。
瀬戸康史アーティストブック『僕は、僕をまだ知らない』は10月17日(水)発売。
写真:野原誠治
テキスト:堤茜子
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