お笑い芸人のレイザーラモンRG、笑い飯の中西哲夫が、14日、イオンシネマ京都桂川で行われた京都国際映画祭・映画『梨君たまこと牙のゆくえ』特別上映に、吉開菜央監督、撮影地・鳥取県湯梨浜町の宮脇正道町長とともに登壇した。

「あるあるネタ」のリクエストを寄せられたレイザーラモンRG。「梨あるある」というお題に対し、梨に詳しい宮脇町長に「これで合っていますかね?」としっかり耳打ち&確認しつつ、歌い出したのは『アナと雪の女王』のテーマ曲『レット・イット・ゴー』。「冷蔵庫で冷やしすぎたら、食べるときしみるわ~」と歌い上げ喝采を浴びるも、宮脇町長からは「梨は冷やしすぎないほうがおいしいです…」と、冷静にコメントされていた。


『梨君たまこと牙のゆくえ』は、ふたりの女の世界が交錯するファンタジックな物語。都会のマンションの一室で引きこもって暮らすあやのは、ある日、自室で身に覚えのない梨を発見する。丸々とした愛らしい梨を「たまこ」と名づけ、溺愛するようになるあやの。一方、豊かな自然の溢れる土地で梨を作るさとこは、農園で梨がひとつ盗まれていることに気づく。

場内でも音響についてコメントしていたほど、「音」に強いこだわりを持つという吉開監督。レイザーラモンRGも、「僕のシーンだけ、ガチで雨が降ったんです。だから映画に登場する雷は、リアルな雷の音なんです。ゴロゴロ鳴るたびに『今、録っといて!』と監督が言って…」と本物の音フェチだと、撮影時のエピソードを披露した。

また、「録音したいぐらい好きな音は?」という質問が飛ぶと、車好きのレイザーラモンRGは、「ガソリンスタンドで給油のノズルを入れる音。最新のトラックがギアチェンジしたときに鳴る音も」と、ヲタクな回答を寄せた。反して、中西が「宮脇町長のお声が一番好きです」と答えると、すかさずレイザーラモンRGが「町長が引退された後は、僕が町長の声(マネ)で跡を継ぎます!」と、冗談半分、出馬表明をしていた。




取材・文:赤山恭子
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