売れっ子芸人の真骨頂といったところか。女芸人・バービーが、AbemaTV「GACKTプロデュース!POKER×POKER~業界タイマントーナメント」10月12日放送回で、驚異のヒキを見せ付けた。

当番組は、各業界の代表者がテキサスホールデムルールのポーカーでタイマン勝負。バービーの対戦相手は、将棋界代表として出場した永世名人の有資格者・森内俊之九段だった。誰が見ても格上。本来ならば怯んでもおかしくない状況であるが、チップの賭け方はもとより役構成さえも覚えていない素人のバービーは、試合前に「女芸人は心の中に鋭いナイフを持っている。女芸人は人を欺く」と強気の発言。その言葉通り、善戦してしまうのだから芸人として持っているのだろう。
序盤は素人が故の巨額ベット連発で森内九段を降ろさせるも、第4ラウンドで森内九段が見せた全額ベットのオールインに応戦して失敗。「気持ちが前に出ました」とボーンヘッドの理由を説明していたが、第6ラウンドで事態が一変する。森内九段2度目のオールインに再び訳も分からず応じたバービーが、なんと相手を上回る連番5枚のストレート。「これどうなったの?勝った?」。本来ならば喜ぶべき場面で、このイラっとする反応。これには実況&解説のGACKTも「ルールを覚えてこい。視聴者の誰もが叫んでいると思います」とコメントしていたが、奇跡はこの一度で終わらない。第8ラウンドでも同様のミラクルが巻き起こったのだった。
森内九段がじわじわとチップを釣り上げると、「え~」とうつむきながらも応戦。ボードに5枚のカードが全て開かれ、その結果、森内は「2」と「9」のツーペアが成立した。これはバービーの暴走か。誰もがそう予想する中、バービーの手札が1枚開かれると、GACKTが「ちょっと待て!」と語気を強めた。ボードには「ハートの5」「スペードの2」「ダイヤの9」「スペードの10」「ダイヤのK」、バービーの開かれた1枚目は「クラブのJ」。つまり、バービーの残る1枚が絵柄を問わず「Q」であればストレートが完成するのだ。「2枚目オ、ープン」。GACKTの合図でめくられた注目の1枚は、なんと「ダイヤのQ」。その瞬間に発したGACKTの「ウソだ!」は、おそらく番組史上最大の音量だっただろう。タイマン勝負の決着は、次週10月19日に持ち越された。
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