ゲーム好きタレントとして知られる中川翔子にとって、ゲームはもはや大好きな趣味の1つと呼べるものではなく、生きる力「生命エネルギー」だ。AbemaTVのゲーム番組「勝ったら100万円!SFV AE賞金首」の特番「勝ったら100万円!ストII賞金首」出演に際して行われたインタビューで「ゲームをすると落ち着くし、励まされるし、ああ大丈夫、今日もゲームできた、だからまだ大丈夫と思える」と、多忙な日々を過ごす上で自分を支える大きな力になっているという。

幼少期、母が遊んでいたゲームボーイの「テトリス」でゲームデビューし、おじにもらったスーパーファミコンで完全にゲームの世界に入り込んだ。8歳の時にプレイした「ドラゴンクエストV」が強く心に響き、「脳がスーパーファミコンで作られていましたからね。一番の情操教育はゲームと漫画ですね」と振り返った。
幼い自分を育ててくれたスーパーファミコンは、今でも“現役”でプレイしているという。「懐かしいっていう感覚が、人間の中で最も尊い宝物になってくるんだなと、歳を重ねて思ったんですよ。スーパーファミコンさえあれば、いつでもあの頃に戻れるんですよ。もう愛おしくてたまらないんです。落ち込んだらとにかくゲームをするのが、救いの一番の近道なんです」と、困った時に幼馴染みの大親友に悩みを打ち明ける、そんな語り口だ。さらには「もうやり過ぎて、スーファミをつけなくても、ある程度頭の中でプレイできるソフトもあります」と、“妄想プレイ”すらできるという。
絵を描くことも好きな中川が、その才能を注ぎ込んだ1つのゲームがある。「RPGツクール」だ。誰でもRPGが作れるという人気シリーズ作に集中した。「映画の『火垂るの墓』の節子が主人公のゲームを作ったりしましたね。ドロップ食べると回復する、みたいな(笑)その時々で好きなものを主人公にして作っていましたね」。ドットで打ち込む顔のグラフィックで画力を発揮すると友人から「なかなかよく出来ていると褒められました」とほほ笑んだ。後にスマホアプリ「白猫プロジェクト」でキャラクターデザインとCV、両方を担当したことに、この経験がつながっているかもしれない。
今したいゲーム仕事と聞かれると「テストプレイする人、ですかね」と、ここでも溢れるゲーム愛を見せた。「不思議のダンジョンシリーズが、早くNintendo Switchに移植されないかなと思っているんですけど、そのテストプレイです。以前、スーファミ版からDS版になった時、アイテムのドロップ率がちょっと違っていたのに、すごく悔しい思いがして。いろいろな苦労があると思うんですけどね」と、テストプレイで愛してやまないスーパーファミコン版の完全移植に携わりたいのだという。「発売前に遊べるっていうのが、すごくうらやましいんですよ。遊べたら、人に言いたくて死にたくなるでしょうね(笑)」と、まだ見ぬゲームに初めて触れたことを想像し、また目を輝かせた。
もちろんスマホゲームも楽しんでいるが、スーパーファミコンを筆頭に据え置き型ゲーム機も愛するだけに、新たな名作の誕生に期待し続けている。「ゲームを作っているみなさんを、心から尊敬しています。ライトなファンの方が、なかなか据え置きのゲームをやらなくなってきた時代だとは思いますが、私はお家でゲームをするのが最高のご褒美なんです」。いつでもどこでもゲーム、が当たり前になる中で、仕事を終え疲れて帰ってきた時、家でコントローラーを握り、ホッとする。この一瞬があるから中川翔子は、また明日も元気にカメラの前で動き回る。
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