19日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて映画『億男』の初日舞台挨拶が行われ、佐藤健、高橋一生、黒木華、池田エライザ、沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也、大友啓史監督が登壇。同作で初共演を果たした佐藤と高橋がお互いの第一印象を明かした。
同作は、借金を抱え、家族とも別居中の主人公・一男(佐藤)が3億円の宝くじに当選、大学時代の親友・九十九(高橋)にその金を持ち逃げされたことをきっかけに、個性的な億万長者たちと向き合い、幸せや家族、友情のあり方を見つけていく新感覚のマネーエンターテイメント。
モロッコでの撮影から始まった同作。俳優陣が日本を出発したのは2018年の元旦である1月1日だったという。今回の撮影で1番印象に残ってることについて聞かれた佐藤は「1月1日の朝に空港集合で、そこで一生さんとほぼ『はじめまして』だったので、あの瞬間は印象に残っています」と回答。さらに「最近です。やっと喋れるようになってきたのは」と宣伝期間で2人の仲が近づいたと明かし、「撮影期間中はお互いかなり探り合っていた。僕は一生さんは他人に興味がない人なのかな、と思っていたので離れたところで見て観察していました(笑)」と当初高橋に感じていた印象を語った。
一方、高橋も「健くんはずっと怒っているのかなと思っていた。お互い探り探り。役でいる時間が多かったので。最近、やっと連絡先も交換したいくらい」とその印象をコメント。
お互い距離のつめ方に迷っていた2人だが、演じたのは親友役。佐藤が「1番最初から親友役だったので、技術のある方でよかった。芝居力のある一生さんとだからあのシーンは成立した」と高橋の演技力を絶賛すると、高橋は「そんなことないですよ。僕のただ仲良くなりたいエネルギーです(笑)」と冗談(?)交じりに謙遜。宣伝活動を経て仲良くなった2人、「これからはご飯を食べに行ったり?」とMCから問われると「もちろん!」と元気に答えていた。
写真:野原誠治
テキスト:堤茜子