映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(11月1日公開)の公開直前イベントが10月22日、BOOK&CAFE WIRED TOKYO 1999にて開催され、主演の黒木華、野村周平が登壇した。
黒木扮するビブリア古書堂店主・篠川栞子が古書にまつわる謎を解き明かしていく本作のストーリーにちなみ、イベントでは撮影現場で謎だった共演者が話題に。黒木、野村共に成田凌の名前を挙げ、黒木は「最後までどういう方なのか、掴みきれませんでした」と印象を語り、「人見知りかと思うと、急にうわーって来たり」と、現場での成田の様子を説明した。
すると野村も「この子は情緒不安定なのかな。めっちゃ仲良くしていたと思ったら、急に切り離したりするから結構しんどいんですよ」と口をそろえ、会場を笑わせた。黒木は成田の行動に驚かされることが度々あったようで「急に変顔したりするので…」と苦笑い。
野村は「変なやつでした」と振り返りつつ、役の影響もあったのではないかと推測。「役的にちょっとおかしな役だったので。そこに飲まれていったのはあるかもしれないですけど」と話していた。
また、イベントの後半では、特別ゲストとして本のソムリエ・清水克衛氏が登場し、黒木と成田のイメージに合わせて選定した本をプレゼント。さらに、事前アンケートを基に、清水氏が成田、夏帆、東出昌大に向けて選んだ3冊の本が登場し、黒木と野村がそれぞれ誰に向けられた本なのかを推理した。
黒木と野村は、成田に向けて選ばれた本は『国境のない生き方 私をつくった本と旅』(ヤマザキマリ著)と予想。野村は「国境のない生き方」というタイトルのイメージもあり、「これは絶対成田凌だなと思って」と自信満々だったが、正解は『セールスの絶対教科書』(岡根芳樹著)だった。
成田がアンケートに「心理学のことをもっと知りたい」と記入していたことから、心理学に基づいたセールスのノウハウが芝居の台本という形を通して紹介されている同書が選ばれたとのこと。予想を外してしまった野村は、初めこそ驚いていたものの、理由を聞かされると「そうね、(心理学)勉強したそう」と納得の表情を浮かべ、「勝手に成田の印象をこういうものにしてしまい、申し訳ありません」と謝罪していた。
テキスト・写真:水野梨香