現在公開中の映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(原作:有賀リエ『パーフェクトワールド』「Kiss」連載中/講談社 )より家族団欒の場面写真が解禁となった。

『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は、初共演となる岩田剛典と杉咲花の2人が主演として挑むラブストーリー。事故で車イス生活を送ることになってしまったが、夢に向かって力強く生きる・鮎川樹(あゆかわいつき)役を熱演する岩田。そして、初恋の先輩が車イスに乗っていた衝撃的な<再会>に戸惑いながらも、ひたむきに彼を想い、一緒に生きていこうとするOL・川奈つぐみ役に挑む杉咲。

そんな同作は恋愛映画に留まらない作品である。つぐみと出会う前の樹は、周りの支えの中で少しずつ前に進もうとしていたが、常に心の壁を作っていた。しかしつぐみと再会したことで心の壁は少しずつ無くなり、樹は昔のように笑顔が増え、自分を取り戻すようになってきていた。つぐみの支えにより、お互いの大切さを感じていく。ただ支えるのは好きな相手だけではない、自身の家族であったり、つぐみの家族であったり。誰よりも2人のことを大切に想い、幸せになってほしいからこそ、時には厳しく、時には暖かい助言を惜しまない、家族の存在に気づかせてくれる樹の過去について語りながら、不安な気持ちを見せるも今ありのままの状況を理解している樹の母とつぐみの姿や実家に帰り家族団欒する姿、そして、大切な娘のために交際を終わらせるようとお願いするシーンまで、大切な人を守りたい愛の気持ちを伝えられるシーンが多々ある。

特に、樹とつぐみの父との会話のシーンは、岩田が本作で最も感情移入した場面で「父としての気持ちも分かるし、その言葉を聞く樹としても心苦しいし…という、すごく共感できる場面でした」と語っている。また樹のモチーフの一人でもある、建築士の阿部一雄は「この作品を通して、自らの心の壁を取り外してくれる人の存在や家族への感謝、誰もが普通に暮らせる社会の大切さを知って欲しい」と語っている。
どの世代もが共感できること間違いない『パーフェクトワールド 君といる奇跡』に注目だ。

ストーリー
インテリアコーディネーターの川奈つぐみ(杉咲花)は、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹(岩田剛典)に久しぶりに再会する。しかし彼は、大学生の時に事故にあい、車イスに乗る生活を送っていた。最初は戸惑うつぐみだったが、建築士として前向きに生きる樹とふれあう中、彼への想いを再びつのらせていく。「私は――先輩が好きなんだ、今でも」そんなつぐみのひたむきでまっすぐな想いに、「一生、ひとりで生きていくって決めたんだ」とかたくなだった樹も心を開いていく。一緒にいる幸せを見つけた2人だったが、やがてある事件が起き……。大切な人と出会い、いくつもの試練を乗り越えながら、絆を深めていく2人がたどりついた結末とは……。
(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
この記事の画像一覧