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(C) 2010 Lee Kim Production

 日本や台湾でもドラマ化された大人気マンガ原作の『花より男子~Boys Over Flowers』の御曹司役で、アジア中のファンを魅了したイ・ミンホが、若き建築家に扮したドラマ『個人の趣向』。ひょんなことから同じ家で暮らすことになった年上女性との“訳あり”の恋の行方が描かれていく。

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 著名な建築家を父に持ち、彼が設計した“サンゴジェ”と呼ばれる伝統家屋で暮らしていた家具デザイナーのケイン(ソン・イェジン)。結婚目前だと思っていた恋人チャンニョル(キム・ジソク)が友人イニ(ワン・ジヘ)と結婚すると知ってショックを受けていた彼女は、仕事を共にしていた友人にも裏切られ、金銭的にも大ピンチに。一方、タム美術館の増築コンペで勝利を収めるため “サンゴジェ”の構造を知ることが必要だと知った建築家のチノ(イ・ミンホ)は、ケインが家賃目当てでルームメイトを探していると知り、入居したいと申し出る。

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 『花より男子~Boys Over Flowers』で大ブームを巻き起こし、ドラマの中で演じた“ク・ジュンピョ”のイメージが定着していたイ・ミンホが「急激にイメージチェンジを図るのではなく、実生活で見られるようなキャラクターがいい」と考えて出演を決めたという『個人の趣向』。仕事もできて家事も完璧(ちょっと潔癖症気味)という主人公チノは、かなりの理想形ではあるが、あたりまえに仕事をして恋をして…という“一般的な”人物で、イ・ミンホのフィルモグラフィーの中では珍しい。幼い頃に父を亡くし、母のことを優しく気遣いながら成長した大人の男性で、彼より年上ながら何事にもかない危なっかしいケインを見守る姿が温かく、頼もしい。普段はクールな表情を崩さないチノが、自分の胸の内をケインに語り、大きい目からポロポロと涙を流すシーンなど、思いがけないタイミングで見せるギャップにも心動かされる。「“サンゴジェ”の秘密を知りたい」という本心を隠してケインに近づき、いつの間にか彼女に惹かれていってしまう、チノの戸惑いに注目してほしい。

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 “完璧な”チノとは対照的に、ガサツな性格で恋愛にも疎いケインに扮しているのが、『私の頭の中の消しゴム』など、映画を中心に活躍してきたソン・イェジン。いつも涙をためているような黒目がちの瞳が印象的で、“ラブストーリーの女王”として知られているが、近年はアクション時代劇『パイレーツ』や『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』など、多才なジャンルの作品に出演している。また、今年はドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』が大ヒットし、ドラマでも存在感を見せている。『個人の趣向』の、かなりユニークな性格のケインを演じるにあたっては『のだめカンタービレ』のヒロインである、のだめを参考にしたとのこと。そんな彼女が、あることをきっかけにチノのことを同性愛者だと勘違いしてしまったことから、ふたりの複雑な関係がスタートする。『逆賊—民の英雄 ホン・キルドンー』のキム・ジソク扮するチャンニョルや、『これが人生!ケ・セラ・セラ』のワン・ジヘ扮するイニという周囲の人物たちの思惑とも絡み合いながら、チノとケインは、少しずつ、お互いの本心に気付いていく。

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 『個人の趣向』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて10月30日(火) 21:00より放送

個人の趣向  第1話 夢に見たプロポーズ | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】
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出演者は、イ・ミンホ、ソン・イェジン、キム・ジソ…です。
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